2015年5月16日土曜日

スカイメモS バランサー 自作

昨日の続きデス。

スカイメモSのバランスウェイトの値段が気に入らなかったので、自作してみましたよ〜、という話。

赤道儀はわかる。日本語取説&保証ということで若干上乗せするのはわかる。精密機器ですから。しか〜し、バランスウェイトの内外価格差が2倍というのはどうしても理解できません。昭和ですかね。という感じ。

まず材料から。

M8の長ネジ。自分の場合はステンレスの29cmくらいのものが、職場の近くのスーパビバホームにあったので買ってきました。そして、こいつを本体(アリ型プレート)に取り付けるのがM8ワッシャとM8蝶ネジ。M8の長ネジだけつけてもグラグラするので、ナットで押さえてあげる必要があります。蝶ネジなのは工具を持ち歩きたくないためデス。

それらで取り付けた写真がこちら。いい感じデス。


次に用意するのが丸缶と外形φ9.5mmくらいのステンレス管です。あとはウェイト用のネジ(できるだけ、やっすいのを選んでください)。


あとは、10mmのドリル刃(これが高かった! 1500円もしますよ!おじさん!Amazonで買うべきだ?)とワッシャ、あと瞬間接着剤デス。
写真にはない蝶ネジとナットもお忘れなく。

まずは、丸缶の蓋のセンターを決めて穴あけします。センターの決め方はこちら。しかし若干ずれるので、センターでぐるっと回してあげるなどで、微調整が必要そうです。

で、ドリルで穴あけ。ぐちゃぐちゃです。薄いスチールの穴あけは、木工用の方がいいのかなぁ。

もっとも穴あけはどうでもいいのです。それは最終的な穴はワッシャを接着して使用するからです。ワッシャの接着の写真はこちら。この接着のセンター出しはドリル穴がぐちゃぐちゃなので難しかったす。まぁ適当です。だいたい9mmくらいの径なのでM8の8mm径とは1mmくらい差があっても問題になりません。

裏面も同様に穴をあけて接着。しかしこのいいかげんな穴あけに1500円は高い。もっと他に穴あけないと採算にあわないすww ホームセンターで機材借りれるのならその方がいいですねぇ。


次にステンレス管を丸缶の高さに合わせて切り、内側に接着します。接着面積が狭すぎる(管の切断面のみ)なので、ホットボンドを竹ヘラなどにつけ、奥に注入します。

缶の中に釘をぶちこみ蓋をします。これ中で釘が動くと写真がぶれて真っ青になりそうなので中身が動かないようみっちりと隙間なく入れます。(最後はネジをねじ込むとしっかり入り込みます)。

これでほぼ500gになります。


ウェイトが完成したら、上を普通のナットとワッシャ、下をワッシャと蝶ネジナットで締めます。ウェイトの位置はワッシャを回して位置決めしたあと、このウェイト自身はM8長ネジの間を滑りながらうごかせますので、そのあとは蝶ネジをしめあげるだけで固定できます。

始めは缶にナットを接着して缶自身を回して位置をずらすことも考えましたが、重いものを回すのは面倒なので、上下から挟む方式にしました。

これの方法も遅くていやな人は、缶の横にもステンテス管をとおして横からネジ止めすることになるのかなぁ。しかしネジをネジ締めするので、ネジ山が心配です(ステンレスネジであれば硬いのでいいかな?)。



実際に望遠鏡とカメラをセット(エクステンダー付き)だと、ギリギリ端にウェイトを持って行きなんとかバランスが取れました。もう少し大きいものを乗せるときは、もっと大きい丸缶を使うか、薬品用のプラ瓶なんかは加工やすくていいかもしれません(追加で作るかなぁ)。

ちなみに望遠鏡の前後のバランスが取れていないのがわかりました。どうにかしないと。

雲台にカメラを取り付けた場合で、バランスすると、カメラ自身の重さは減るのですが、赤道儀の赤経軸からの距離があるので、カウンターウェイトは結構伸ばさないとバランスしません。


XF55-200mmですといっぱいいっぱいデス。

ということで、機材によってもう少し大きなウェイトを作らなくてはなりそうなのと、あとManfrottoのジュニア雲台410がクソなのがわかりました。

システムがぐらつくのはこいつのせいでして。バックラッシュどころか、微動の軸をしめあげるクランプがないんですね。耐荷重5kgなんて嘘っぱちです。赤道儀の微動雲台にはまったく使えません。こいつが使えるといっている人はなんなんだろう......

ということでジュニア君を売って(?)スカイメモS用の微動台座の購入が必要というのが今日の結論でしょうか.... (マタオカネがヒツヨウデスカw)


=>このあと、薬剤用のポレスチレン瓶を使って1kgウェイトを作りました(正確には950gでしたが)。

ほとんど同じですが、接着剤は多用途のPP材を接着できるものを選びます。この接着剤は粘性があるのと、瓶に厚みがあったのでホットボンドは不要でした。

あまりぎゅうぎゅうに詰め込むを穴開きます....


これで大型のものや赤経軸から距離がある場合にも耐えられるウェイトになりました(ナンカカッコワルイキモ.......)

海外遠征などでは釘を出して荷物を減らし現地で釘を入れるかですが、見つからないかも。微妙な重さですしどうするか...シャフトを伸ばすのも手か?






  

0 件のコメント: