2021年10月2日土曜日

Anet ET4 Pro / Labists ET4のベッドの調整の理屈がようやくわかってきた

 Anet ET4 ProやLabists ET4のベット調整の理屈がようやくわかってきました。


手順としては以下のものになっています。

a.設定メニューからホーム手前でZ軸調整で紙が滑る程度に調整してセンサー調整をする

b.手動設定で四角で紙が滑る程度に調整して、中央で手動の+ーで紙が滑る程度にする

c.自動レベル調整をする。


この手順の前提は

 ・センサー調整は大まかにしかできない

 ・四角の調整は隙間の調整ではなく水平調整

 ・センサーによる高さの調整は手動の+ー調整で行う

というものでしょう。これが説明されないので、手順を見てもどう調整していいかわかりませんでした。


この前提で調整をするならば、各手順の意図は

a.設定の手動移動を使って、紙の厚みでセンサー感度をおおよそで合わせる(ここで完璧に合わせることはできない)。

b.手動レベル調整では、まず四角で紙が滑る程度を「同程度」にし、ベッドを水平にする(ここで高さを合わせるものではない)

c.手動レベル調整で「OK」を押すと、調整した高さでヘッドが停止するので紙の厚みになるように手動レベル調整の+ーで高さを決定する(おそらくOKではセンサーを使わず手動ボタンを押した高さで停止する)

d. これでセンサーがただしい隙間で機能するようになったので、自動レベリング調整でベッドの凹凸に合わせて動作するように調整する

ということだろう。

ただ、これでもまだ正確にベッド高を調整できるわけではなく、次の調整が必要

・スカートを描いた結果を見ながら水平・隙間が問題ないかを確認する

・問題がある場合、水平であればベッドの四角のダイヤルで、高さであれば手動の+ーで調整する

ここで疑問なのは、自動レベリングにも違う+ーがあることだ。自動レベリングを選ぶと自動レベリングの+ーを使うのかもしれない。

また、四角の水平調整は、紙の厚みの感覚で合わせるしかなく、実際にスカートを印刷すると水平が取れていないことが多い。そのため、次のような水平調整があるといい。

・プリンタで実際に四角に一定の大きさの数層のオブジェクトを印刷して、その印刷程度から水平を合わせる

しかし印刷したあとで調整印刷分の材料を取るのは手間なので、スカートで調整するというが現実的かもしれない。

 やっと正規の手順と意図がつかめたので、なんだかスッキリしました。

2021年9月30日木曜日

FLASH_EEPROM_EMULATIONって何?

 Anet ET4用のmarlin2.0には、次の記述があり、インストール前に確認が必要と考えました。

  • Onboard EEPROM I2C (4Kb/512B)
    • Adapted and working, but not usable. Onboard EEPROM IC is too small to store marlin config, so, expect EEPROM errors if used. Use FLASH_EEPROM_EMULATION instead or solder another 24CXX EEPROM IC (24C32 or above recommended).

なにやはボード上のEEPROMのもっと容量の大きいものに帰る必要がありそうです。

しかしハードウェアの知識に乏しい自分にとってはハードルが高そう(というか半田付け?)なので、もう一つの選択肢「FLASH_EEPROM_EMULATION」について確認する必要がありそうです。

いろいろとググっているとこんなやりとりを見つけました(というかどこかにドキュメントはないのか?)。

https://forum.fysetc.com/d/71-cheetah-v1-1-tmc-and-marlin-2-0/4

英語だと頭に入ってこなかったのですが、chromeの自動翻訳で断片がつかめてきました(翻訳ありがとう:Google先生)

FLASH_EEPROM_EMULATIONとは、marlin2.0の設定を保存するためにSDカードを利用する方法らしいです。設定が保存できないといろいろと不具合が出る感じです。

ただし、マシンの電源を入れる前にSDカードをスロットに差し込んでおく必要がありそうです。

有効にするには、configration.hのなかで、この部分に

#define FLASH_EEPROM_EMULATION

を記述する必要がありそうです


しかし本当にそれでうまくいくかは不明・・やってみるか?


2021年9月29日水曜日

Anet ET4 PRO 用marlon2.0のコンパイル

 前々回の記事で、Anet ET4 PRO用のファームについて、メーカが出しているものは怪しいため、GitHub上のコードを直接コンパイルしたほうがいいとしましたが、

GitHub Marlin2.0コード(Anet用)

https://github.com/davidtgbe/Marlin

そのコンパイル方法が今ひとつわからないというか、取っ付き方が今ひとつ要領を得ない感じでした。

しかしGitHubを見ていると、親切にドキュメント化されていることがわかりました。

英語では斜め読みがむずかしいので、Google Chromeで翻訳したほうがいいかもしれません。

要約すると、

 ・EEPROMの内容は、あらかじめバックアップをとっておいたほうがいい

 ・フラッシュの方法には、ブートローダを入れる方法とそうでない方法があり、ブートローダを入れないと毎回フラッシャーでファームを更新する必要がある

 ・ソースコード中にあるEasyConfig.hファイルをつかうと構成が便利

とあり、おおかた構成方法がわかりました(原則機種指定のみ。BL-Touchへ変更する場合もEasyConfig.hで構成可能)

  ・EasyConfig.hの#define ET_MODEL で機種を指定する

 (自分は、ET_MODEL_ET4_PROですね)

  ・configuration.hの#define ET_EASY_CONFIG 行のコメントアウトを外す

くらいです。


あとはどうやってコンパイルするかです。しかもMacだし。

というこでぐぐってみると非常に親切な動画がYouTubeにありました。


ちょっとバージョンが古く画面が少しづつ違う感じはありますが、だいたいわかります。

・コンパイルツールは、MSの「Visual Studio Code」のMac版を使う。
 このページですね(https://code.visualstudio.com/download

・アプリケーションフォルダにVisual Studio Code(現行版は2)を入れて起動する

・ExtentionタブからPlatformIO IDEをインストールする
・再起動してExtention タブからAuto Build Marlinをインストールする

・OpenFolderタブからフmarlin2のフォルダ(platformio.iniが入っているフォルダ)を指定する
・Auto build marlinタブをクリックし「show the ABM」 panelをクリック
・buldボタンをクリック
・成功したら、built〜とかかれている箇所をクリックするとコンパイル結果(ファーム用ファイル)が表示される。

ただ、カスタムマシン名を構成しましたが、PIO HOMEで表示されるのはET4という初期設定の名前だけ。はたしてこれでいいのだろうか。

ET4でBL-Touchを導入する方法

 ET4の現在のレベルセンサーは、非接触方式なので感度調整が微妙です。

そのため、最近ではBL-Touchという接触式のセンサーが使われることが多いようです。

ET4でのBL-Touchの導入には、抵抗のコンデンサーをはずす必要がありますが、表面実装のようですので、取り外しも比較的簡単そうです。

ただ、導入にはmarlinファームウェアの実装が必要なようです。換装するにしてもファーム更新後ですね・・

https://github.com/davidtgbe/Marlin/blob/bugfix-2.0.x/docs/Tutorials/bltouch-en.md

2021年9月28日火曜日

Anet ET4のmarlin2.0のファームの提供元

Anet ET4のmarlin2.0のファームウェアですが、YouTubeで1年前に紹介されているものはやや情報が古く、AnetのフォーラムはAnetのページからFacebookに移行しており、ファームのありかが分からなくなっています。

そこで最新の情報をさぐっていると AnetのWebページでは以下のページでMrlin2 + のアップグレード方法がUpされていました。

https://shop.anet3d.com/blogs/anet-et4-et5-3d-printer-faq/et4-open-source-marlin-firmware?fbclid=IwAR11VROo5yTNiaQzJ4-DK7TbzC5FU4b86TBpR4Z0vws0d74psSwUqVXLc_Q

しかし、ここでリンクされているファームウェアはすべてET5X用のファームにリンクされており、正しい情報が提供されているかよくわかりませんでした。

そこでAnetのFacebookページに投稿すると、なにやらGitHubをみろという情報が。

さらにいろいろとググっていると、このリンクがソースコードの提供元のようでした。

https://github.com/davidtgbe/Marlin

これをみるとハードウェアに合わせてconfigをいじる必要があるようで、やはり同じファームにはなりそうにありません。

どうやらメーカの提供情報もあまり信頼にたるものではなさそうなので、このページを頼りに自分でコンパイルするしかなさそうです。

いやはや道はながい。

2021年9月22日水曜日

Labists ET4のレベル調整説明が全然違いすぎて怒り心頭

Labists ET4のオートレベリング調整動画が酷すぎたのでクレームを入れて見たものの、では何が正解かがわからず手動調整のみをやってきました。

コントロールボードをAnet ET4 Pro用の静音マザーに変えてから、Anet関連の情報を取得するようになりましたが、Anet ET4 Pro用の水平調整動画がありました。 見てみると、Labists ET4の説明が本当にバカすぎて話にならないレベルだったことを再認識しました。 

Amazonを見るともうこのプリンターは売っていないですね。Amazonにコメント拒否られましたが、予想どおり販売中止になってようです。 サポートももうないでしょう。

Labists ET4を持っている人は早めにAnet ET4 Proのコントロールボードに乗り換えることをおすすめします(とは言ってもAnet自身も取り扱いは縮小傾向にありますが、marlin2への移行方法なども紹介されており、全然良心的です)

そのうち影も形もなくなりそうな気もしますが、とりあえず、水平だしの動画リンクを載せておきますわ。

いやはや、とんだハズレものでした。

しかし、この手順でも各作業の目的や関連性が解説されていないので、やや疑問に思う点もなくはない。

まず最初の設定で何がなされるのかが不明となっている。
ホームの設定なのか、センサーの設定なのか、なんなのかだ。

これでホームの設定ができるのであれば、マニュアル操作でのホームポジションのクリアランス調整は不要なはずだ。
センサーの設定であれば、センサーの調整は非常に微妙で数度まわすだけで、センサーの感度が違ってくる。また、右方向と左方向でも数度の違いがあり、どこが最適なのかは実際のセンサーでのセンシング結果を見ないと判断できないが、単にドライバーで回しているだけでセンサーの調整が完了しているとは思えない。

つぎに手動設定であるが、四角を合わせたあと、ホームポジションでのクリアランス調整を行なっている。
しかしここでクリアランス調整をした場合、四角の調整結果が変わってしまうのではないかという懸念がある。
四角のクリアランスを変えないまま、センターだけの調整になるのであれば問題はないが、そうであれば、そのように解説してほしい。

想像するに最初の設定調整はホームの調整ではなく、あくまでもセンサーの設定に限られると思われる。というのもセンサー導入の3DプリンターのZリミットは設けられておらず、ベッドセンサーが代替するためである。

であれば、動画の操作だけでは足りず、センサーを設定したのちに、ホームボタンを押してセンサーがただしく所定のクリアランスで動作するかを確認し、センサーの感度を微調整をするという過程が盛り込まれるべきだろう。

つぎに四角の位置を調整後のホームポジションでのクリアランス調整だが、設定作業ですでにセンターのホームが確定しているとすると、四角での傾き調整後若干のホームボジションでの違いが出たとしてもおのずと是正されるはずだ。
逆に、ホームポジションの再設定後に四角の再調整をするというのが、あるべき作業ではないか。

ただ、この作業がセンサー感度の微調整ができない結果として、ノズル位置の微調整を行なっているということであれば分からなくはない。ただその場合はセンターの調整を行ってから、四角の調整となるだろう。また四角の調整を行ったのち、2〜3回繰り返して設定するというのが妥当だろう。

最後にオートレベル調整だが、ベッドの微妙な凹凸を調整するのであれば、計測ポイントが少なすぎる気がする。

ということで、大元のAnetの動画でも疑問な点があるが、Labistsのいい加減なレベル調整動画は、見ただけでダメなやつだということがわかる。
それを検証できない組織というのはどういう組織・思考をしているのか疑問を持たざるを得ない。

ということで、3Dプリンターも設計・運用に携わる人にも影響するということで、メジャーな機器をおすすめするが、その場合でも情報が玉石金剛であるので、情報の選択が不可欠となる。

なんだかんだで、結局は自分で解決していかなくてはいけない。結局ソフトウェアを含めて、細部まで把握して調整しなくてはいけないというのが現状なんだろう。

2021年9月21日火曜日

とりあえずAnet ET4 PROのファームウェアをmarlinにすることにした

 Anetの静音ボードに交換したばかりのLabists ET4ですが


firmwareについては、今後のH/Wアップグレードに向けて、いろいろと融通の聞くmarlinにしてみようかと考えています。

たぶんAnetのファームウェアのままでは、軸やエクストルーダのステップ数を変えることができなさそうですが、改造としてはZ軸のスクリュー方式をVoron Switchwire方式に変更したり、エクストルーダをM4にしたりすると、1単位に動かすステッピングモータの回転数(ステップ数)が違ってくると思いますが、

そのような改造をするときに、VoronのKlipperファームにしたり、Rasberry Piを導入したりといったことをせずに、移行できそうだからです(といってやると決めたわけではない)。

とはいいつつ、VoronのSwitchwire方式の導入は、フレームを調達しさえすれば、電源やマザー・モータはそのままで、簡単にできそうなきもしないでもないので、ちょっと考えているところです(とはいうものの、X,Zを交換してしまえば、Y軸もとなるだろうし、ホットエンドをそのまま移植できるかはちょっと不明)。

ということで、marlin化してみたいものの、今度はAnetのコントロールボードのファーム変更が、USBコネクタを買うという人や、そうでもないという感じの情報や、抵抗を外すといった情報など、いろいろあるので、ちょっと整理が必要な感じです。

あとはそんなことをしなくても、X軸だけリニアレール化するという案もあったり、いやいや結局、Klipperファーム(Razberry Pi導入)などもしないと高速化は無理では?という感じもあったりで、何をやると効果的なのか、というところももう少し検討したほうがよいような気もします

はてさて、どうしようかしらん。

PS.パターンカットが必要なのは、BT-Touchへの変更だったかも。Ender3の話だったかしらん・・

VORONとは何か

 最近YouTubeを見ているとVORONプロジェクトの設計したVRON 2.4等の3Dプリンターの動画が目立つようになってきました。

 Voronプロジェクトは、「真の家庭用マイクロ製造機」の設計を目的として、AppleのエンジニアであるMaksimZolinによって2015年に設立されました。

 Voronプロジェクトは、オープンソースの3Dプリンターとなり、製品は提供されていません(パーカーとTシャツくらいです)。

Voronプロジェクトの提供する設計は、Voron0.1、Voronトライデント(旧Voron1)、Voron2.4, VORON スイッチワイヤーなどがあます。動画では、CoreXYデザインのVoron2.4の動画が目立ちます。

Voron Designの特徴

まず、エンクロージャーを含めた設計となっておりABS等の印刷のむずかしいものへ対応している点があげられます。

つぎに、動作には汎用の3Dプリンターコントロールボードを使いつつも、Klipperファームウェアを使用します。Klipperは、計算量の多いすべてのタスクにRaspberry Piを使用し、前処理されたオーダのリストをコントローラーボードに送信します。

これにより、使用するコントロールボードに関係なく、入力シェーピング(リンギングを低減するため)などのより複雑な機能を追加できます。

汎用のボードは次のものが選べるようです。

SKR 1.3
SKR 1.4
SKR mini e3 V1.2
SKR mini e3 V2.0
FLY FLYF407ZG
Fysetcスパイダー

あと組み立てに必要なKitは、Voronプロジェクトから購入するのではなく、Aliexpressなどで別の会社から提供されます。印刷物の部品は別売りのケースが多いようです。


なお、Klipperには次の特徴があります。

Klipperは、複数のマイクロコントローラーを備えたプリンターをサポートします。たとえば、1つのマイクロコントローラーを使用して押出機を制御し、別のマイクロコントローラーを使用してプリンターのヒーターを制御し、3番目のマイクロコントローラーを使用してプリンターの残りの部分を制御できます

Klipperは、押出機内の圧力の影響を説明するメカニズムである「SmoothPressureAdvance」をサポートしています。これにより、押出機の「にじみ」が減少し、印刷コーナーの品質が向上します。Klipperの実装では、押出機の速度が瞬時に変化することはなく、全体的な安定性と堅牢性が向上します。 

Klipperは、振動が印刷品質に与える影響を軽減するための「入力シェーピング」をサポートしています。これにより、プリントの「リンギング」(「ゴースト」、「エコー」、または「リッピング」とも呼ばれます)を低減または排除できます。

Klipperは、ほとんどのコードに非常に高水準の言語(Python)を使用しています。キネマティクスアルゴリズム、Gコード解析、加熱およびサーミスタアルゴリズムなどは、すべてPythonで記述されています。これにより、新しい機能の開発が容易になります。 

カスタムプログラム可能なマクロ。新しいGコードコマンドは、プリンター構成ファイルで定義できます(コードを変更する必要はありません)。これらのコマンドはプログラム可能であり、プリンターの状態に応じて異なるアクションを生成できます。 

組み込みのAPIサーバー。Klipperは、標準のGコードインターフェイスに加えて、豊富なJSONベースのアプリケーションインターフェイスをサポートしています。これにより、プログラマーはプリンターを詳細に制御して外部アプリケーションを構築できます。

2021年9月12日日曜日

3Dプリンターをリニアレールに改造する

 3Dプリンターはリニアレールが導入されるようになりましたが、既存のプリンターをリニアレールに改造できそうです。

Ender3やEnder5に対するリニアレール改造の解説が次の動画にありました。


Linear rails guide and test on Ender 3 and Ender 5



注意点としては、組み立ての際にリニアレールと取り付けるネジの他、取り付けのための(印刷)部品が必要なのはもとより、組み立ての再にアルミフレームとレールとの並行を維ためアライメントツールを用意(印刷する必要があるようです。

また取り付け後は、エンドストップセンサーが確実に押されるかを確認する必要があるようです。Y軸をリニアにした場合は、Zアライメントの調整が必要になりますが、プリンターのメニューに機能がない場合は、初期Gコードでアライメント調整をしてあげる必要がありそうです。

あとリニアレール改造ではありませんが、VORON M4ヘッドに改造する際は回転レシオの変更が必要で、この場合もGコードで対応できそうです。

2021年7月10日土曜日

7月上旬は黄金虫

 コガネムシが葉っぱを食い荒らしています。杏だけでなく、バラの葉も食べ散らかしていました。

 ショックだったのが、虫に食べられたシュートをカットたときにコガネムシの存在に気づかず、下に落としたあとで2匹もいたことに気がついたことです。集っていたのね・・

7月に入ったらコガネムシは要警戒ですね・・・

2021年6月27日日曜日

ウリハムシはもう怖く無い

 現在庭の畑にはスイカ、メロン、かぼちゃ、ズッキーニとウリ科の植物が植っており、立体栽培もしているせいか、ウリハムシが毎日のようにやってきます。

 黄色の粘着テープを施してみましたが、まったくトラップにはかからず、かかったとしても逃げられてしまうことがわかりました。

 そのため、手で捕殺してきましたが、YouTubeで紹介のあったペットボトル捕殺方法が有効でした。


 ウリハムシを見つけたら、そおっとペットボトルの口をウリハムシにかぶせ、そのままペットボトルの中に転がします。蓋を閉めて捕殺完了です。

 ウリハムシは襲われると転がる性質もあるので、ペットボトルの口をウリハムシの下においておくという感じで紹介されていますが、昼間は活動も活発なので、葉の上にいるウリハムシが逃げられないように、上からペットボトルの口をかぶせています。

 これでウリハムシも怖くなくなりました。ペットボトルおすすめです!

2021年4月2日金曜日

カミキリムシ対策が見えてきました

 昨年、いちじくのちかくにやたらカミキリムシがいるので不思議でしたが、やつらは木の幹に卵をうみつけて、その後幼虫が1年近く中に入り込んで木をダメにする、とんでもないやつらだ、ということがわかりました。

対象はいちじくに限らず、庭に植えてある柑橘類やバラなどにも入り込み、これらを枯らしてしまうという、最悪の害虫でした。

最近、バラをたくさん植えたので、昨年のいちじくの状況からいって大変なことになりそうなので、頭を抱えていました。

というのも成虫はさておき、幼虫は木の幹の中にいるので見えないのです。

当初は、幹からおがくず(幼虫の糞)が出るようだったら、キンチョールEというカミキリムシ専用の殺虫剤を撒く、というのが対策のように思えました。


しかし、それにも欠点があり、おがくずが出る穴は数ミリしかなく、場所がなかなかわからない、という情報が大半でした。

当初虫を見つけるためのエコー探知システムなども探したのですが見つかりません。

いろいろと探しているうちに、ついにとっかかりが見つかりました。これまでの情報はおが屑ばかりでしたが、どうやら木の表皮が痛んでくる、そしてそこを穿って捕殺するというものです。

そういえば、いちじくの表皮はしっかりした部分と、ぐずぐずになっている部分とがあり、自分がいちじくの中の幼虫がいることを心配したのも、そんな状況からでした。
また、表皮には、樹液が漏れ出ている部分もあり、そこもあやしいところでした。

ということで新たな突破口が見つかったので早速試してみました。

はじめはドリルで穴をあけるという方法でしたが、幼虫が幹を食べた跡は細長く、おが屑の部分には必ずしもいないということがわかり、またドリルですと仮に幼虫がいてもつぶれてしまうため、捕殺できたかどうかわからない、という点もあり、ドリルでの対応は失敗に終わりました。



しかし、削ってみてわかったのは、表皮がぐずぐずになっている箇所というのはカミキリムシの幼虫が消化液でも出しているのでしょうか、思いの外やわらかい、というところがありました。

そこで、3Dプリンター用に大活躍の一枚刃のカッターでけずってみることにしたのがこちら(閲覧注意)。


見事成功しました。
 

動画では、捕殺は3匹ですが、その後再度削って追加3匹計6匹を捕殺しました。

ただ、幼虫が見つからないところもあり、そこは奥にキンチョールをかけておきましたが、奥の穴もみつからないところは、まだ残っているかもしれません。今後定期的に観察、というところです。
(キンチョールEも説明書きに捕殺の仕方を書いてくれていればいいのに、という感じですね・・)

あとは外から飛来してくるカミキリムシは結構いそうです。
なんらかの対策があるといいのですが、なかなか見つからないので、メスでも捕まえて雄を誘引して捕まえてみようかと考えていますが、どのような罠がいいのかちょっと思案中です・・

2021年3月22日月曜日

巻き紙電卓のコードが消えました・・・

 なにやらAdMobからコードを書き換えろという司令がきていたので、しぶしぶ腰をあげて巻紙電卓のコードを探したところ・・・


 な、ない・・・どうなってるねん・・・ぐぐぐ・・・


どうやら、OSのバージョンアップだとかMac Miniの故障だとかを経ているうちに消えてしまったようです・・・


しかも作りかけの10進ニューエンジンもどこかにいってしまったようで最悪です。


いやぁ、もうこれは数ヶ月机にへばりついて復活しないとだめっぽい。というか画像も作り直しかよ・・


これは復活無理かもしれないが、どう落としていくか・・


現物からスクリーンしょっとするかな・・

しかも、開発者アカウントのパスワードもおかしくなっているし・・なんだろうなぁ・・

2021年2月12日金曜日

Labists ET4の改造可能性

3Dプリンター Labists ET4の問題 

給付金で購入したLabists ET4ですが、ファームウェアアップデートが出ていなかったり、静音化改造などができなかったりなど、Enderのような改造ができない状況があり、さらにそのままでは、USB接続が動かない、OctPrintでのWifi化ができないなどの状況があるようです。

Labists ET4の改造の可能性

これはLabists社の姿勢に問題があるのですが、Labists ET4はどうやらOEM製品のようで、姉妹機にAnet ET4というのがあります。

Anet ET4ですと、ファームウェアアップデートがされていたり、静穏化マザーなどが販売されていたりしますので、Labists ET4でもUSB接続やOctPrintの可能性がでてきます。

Anet ET4のリソース利用の課題

Anet ET4のリソースを使って、Labists ET4を改造するためには、いくつかの課題があります。

(1)Labists社は、Anet ET4のファームを適用すると壊れるといっている

 うそか本当か、Anet ET4のファームは利用できないと言っています。ただ、ほぼAnet ET4らしいので、どこまで使えて、どこまで使えないのか、本当に壊れるのかは謎、というところです。英語でググってみましたが、Anet ET4のリソースを使った事例は、YouTubeの岡ちゃんねるさんが、Anet ET4 Proのマザーボードをインストールして静穏化に成功したといっている情報のみです。

(2)Anet ET4には4種類ほどある

 Anet ET4には4種類ほどのハードウェアがあるようです。

 ・Anet ET4 (旧機種)

 ・Anet ET4(現行機種。ET4+なのか?)

 ・Anet ET4 X

 ・Anet ET4 PRO

(3)結局、どのマザー、どのファームが使えるのかがわからない。またスライサーの設定も必要となる可能性がある

 岡ちゃんねるさんは、このうちAnet ET4 PRO用のマザーに交換したようですが、どこまで正確に動いているのかは、動画の範囲ではわかりません。

 Anet ET4のなかでも、マザーを交換すると、原点の調整など、スライサー側での調整が必要との情報もあり、単純に交換で成り立つものではなさそうです。

 また販売されているマザーは、ほぼ見た目は変わらないようですが、一部チップやファームが異なっているようで、どの機種のものが使えるのかを見定めなくてはなりません。また、Anet社は、販売されているマザーでは、旧ET4は動かないといっているようで、どこまでどういった互換性があるのか、またAnet社のファーウェアはどこまで使えるのかがわからないというのが現状です。

Anet ET4の仕様を調べ見る

ということで、Anet ET4の仕様をちょっと調べてみました

(1)Anet ET4

  • Product Dimension: 440*340*480mm
  • Screen: 2.8 inch Color Touch Screen
  • Nozzle Diameter: 0.4mm
  • Power Supply: 110V/220V AC 240W
  • Slicing Software: Cura, Repetier, Simplify3D
  • Data Input Format: STL, OBJ, JPG
  • Data Output Format: Gcode
  • Operating System: Windows, MAC
  • Language: English/Chinese
  • Connectors: USB/TF Card
  • Main Frame: All Metal Frame
  • Packing Dimension: 480*455*210mm
  • Net Weight: 7.2±0.2kg
  • Gross Weight: 8.8±0.2kg

(2)Anet ET4 X
  • Language: English/Chinese/French
フランス語サポートだけが違うのかと思いきや、Auto Leveling機能がないようですね。もしかしたら、ET4 XがET4旧機種なのかもしれません。

(3)Anet ET4 PRO
  • Power Supply: 110V/220V AC 350W
消費電力がややあがっているようです。マザー交換をする場合は、消費電力の違いが何からきているのか、Labists ET4との違いも確認する必要がありそうです。

Webページに書かれている範囲では、Power Supplyのメーカがかわっているようで、Labists ET4のPower Supplyともちがっているようです。Meanwell社のPower Supplyをつかっていて、LRS-360-24という型番のもののようです。消費電力の違いは、単純にPower Supplyの仕様の違いからくるもののような気もします。

またヘッド形状やレベルセンサーの形状もAnet ET4や、ET4 Xとはちがっているようです。
一方で、Labists ET4とは、ヘッド形状やレベルセンサーは一緒のように見えます。
ベッドのレベル調整ノブの形状もLabists ET4と同じようです。

ただし、Labists ET4では静音チップが使われていない一方で、Anet ET4 Proは静音のモータステッパーチップのTMC2208が使われており、その点がLabists ET4とは異なるようです。

Anet ET4とLabists ET4の互換性
以上から、Labists ET4は、ハードウェアではほぼAnet ET4 Proと共通のようですが、マザーボードに乗っているモータステッパーチップが違っている、というところかと思います。

そのため、単純にAnet ET4 Pro用のファームウェアで書き換えが可能かは、モータドライバーチップが異なるため、謎のままです。

一方で、ヘッド形状などがAnet ET4 Proと同じなので、岡ちゃんねるさんで、Anet ET4 Pro用のマザーと交換すれば動いたというのは、ほぼ正解という感じです。しかしながら、Power Supplyが今のままでいいか、という点が謎です。単に信頼性の問題だけかもしれません。

結論
Labists社に最新のファームが欲しい旨を連絡していますが、担当者により対応が異なるようです。UBSプリントが可能な最新ファームがLabists社から得られればよいのですが、そうでない場合、いままでどおり、SDカードで使い続けるか、マザーボードを ET4 Pro用に換装した上で、ファームを最新にして使うか、との選択肢となるようです。

ちなみにET4 Pro用のファームウェアは、現在V3.0.0.1となっており、日本語ユーザインターフェース、SDカード上のサブフォルダがサポートされるようになったようです。また、その一つ前のバージョンでは、オートレベル機能の問題を解決しているようです。

ちなみに、Anet ET4 Proが日本語対応したのが2021年1月27日なので、すでに日本語対応しているLabists ET4のファームウェアとはやはり別ものといっていいでしょう。
そのため、Labits ET4のマザーボードのまま、Anet ET4 Pro用のV3.3.0をインストールするというのは、相応のリスクがあります。だれか試しにやってくれないぁなぁ・・・ww

2021年2月10日水曜日

VBAで行きたいが行けない件

 最近、Phythonをはじめましたが、社内がIEなので、レジストリをいじったりしないとうまく動作せず、他人にレジストリをいじらせるわけにもいかず、諦めてVBAに回帰しました。

ノウハウをためようと、最近noteに「VBAで行こう!」という記事

https://note.com/mobazou/m/m8a7fe7f5e956

を書き始めましたが、なんと昔描いたPhythonの記事のほうが読まれるという、なんとも皮肉な結果に。

「VBAで行こう」も他の人が書いていない基礎的なことを固める形で書いていっているので、我ながらいい内容になってると思っているのですが、いかんせんもう古いのか、はてまた、VBAで本格的にプログラムを書こうという人が少ないのか、その双方かと思いますが、このまま書いていても見返りがないような気がしてきました。

 さてどうしようかなぁ・・・

2021年1月5日火曜日

YouTubeで動画の表示を並べ変える方法

YouTubeをアップロードしていると、順番を時系列に並べたくなったりしますが、基本アップロード順に並んでしまいます。 

しかし、時系列など自分の好きな順序で表示する方法がありました。

 すこし分かりにくい機能なのででご紹介したいと思います。 

1.再生リストを作る

まずアップロードした画像を「再生リスト」に登録します。
一度も再生リストを作ったことない人は、YouTubeスタジオの詳細の「再生リスト」を選択すると「新しい再生リスト」が表示されるのでクリックして再生リストを作り登録します。
ちなみに、自分のUPした動画をカテゴリで整理するにはチャンネルを新たに作り寄り「再生リスト」の方が便利かと思います。

2.チャンネルをカスタマイズする

つぎにYouTubeチャンネルを表示させ、青いボタンで表示される「チャンネルをカスタマイズする」を選択します。


3.注目のセクションでセクションを追加する

チャンネルのカスタマイズで表示される「注目のセクション」で、「+セクションを追加」を選択し、「1つの再生リスト」を選択して、表示したい再生リストを選択します。
選択後、=をドラッグして表示した再生リストを先頭へもっていきます。



4.再生リストで順序を並び替える

ここで再びYouTubeチャンネルの表示画面に戻ると、これまで「アップロード済み」が表示されていて並び替えができなかったチャンネルのホーム画面の先頭に、先ほど注目のセクションとして登録した再生リストが先頭に表示されます。

順番は登録の古い順になっているかと思いますので、再生リストの名前(左上)をクリックし、=をドラックするか、並び替えで新しい順などに変更すると、チャンネルのホーム画面を自分の思い通りに並べることができます。人気順にも並び替えができます。

自分はサブチャンネルなどを作ってカテゴリ化しようとしましたが、チャンネル登録者も非常に少なくなり失敗してしまいました。

弱小YouTuberは、この「再生リスト」と「注目のセクション」機能をつかって、コンテンツをカテゴリ分けしながら、並び替えるのがよさそうです。

お勧めします。ではでは。

2021年1月4日月曜日

MacからLABISTS ET4へUSB経由でプリントする

My LABISTS ET4ですが USB経由でプリントしようとするとドライバが必要になります。



付属のSDカードには実はドライバが含まれているのですが、なんとMacOSのセキュリティ強化でシステム領域にデータを書き込めなくなったので、付属のドライバはインストールできません。

ダメ元で、LABISTSのコンタクトにメールしてみると、ドライバのURLを送ってくれました。

https://sparks.gogo.co.nz/ch340.html 

どうやらArduinoコンパチブルボードで多く使われているCH340というUSB接続用チップの汎用ドライバでいいようです。

これをMacにインストールして再起動後、Fusion360からCuraを起動して、Print Via USBを選択すると、なんとメニュー関係なく印刷することができました。

しかしですねぇ。あまりうまくいかないっすよ。

いろいろ調べてみると、OEMっぽいですね。これ。

もともとの機種はANet ET4ってやつみたいです。この機種で緑のパーツがオレンジになっていて、液晶もオレンジみたいですが、ほぼ同じものみたいで、ANetの方はバージョンアップを頻繁にしていたり、オープンソースにしていたり、モータのドライバーを新しいも機種を出していたりという感じです。

そのため、静音用のANet ET4のマザーを取り付けると動くみたいですね。

ただ、ファームウェアはそのまま入れていいかわかりません。LABISTS社が新ファームをだしてくれればいいのですが、そもそもファームページがありません。

最新ファームくれといってもくれないので、おそらく作るだけの力量がないのでしょう。

LABISTSユーザではマザー交換した人はみかけましたが、ファームウェアアップデートした人はみかけません。なぜそういうことをいっているのかというと、現行ファームでは、OctPrintというWifi/USB接続のソフトが動かないという情報があります。

USB接続がうまくいかない理由はそんなところにあるようです。

2021年1月3日日曜日

ロールスクリーンのサイズを変更する

最近寒い日が続くなか、日本の家屋の窓の断熱性能が弱いため、二重ガラスになっている窓であってもアルミサッシからくる冷たさでずいぶんと部屋が寒くなる原因になっていることがわかってきました。

そこで窓からくる寒さを少しでも和らげようと、窓を1つ潰して余っていたロールスクリーンをとりつけようと思い立ちました。

しかし、前ついていた窓とはずいぶんとサイズが違うので、自分でサイズ変更を試みることにしました。


そもそもがカスタムが前提となっているようで、ねじ切り部分も金太郎飴のような構造になっており、どのサイズに変更しても問題ない作りになっていました。

また巻き上げ機構もサイズ変更に耐えられるように、一定サイズ以上であれば問題なく流用できました。

スクリーンのカットやサイズ自身は気を付ける必要がありますが、そんなにハードルは高くないので、サイズ変更したい方はダメ元で変更されてはいかがでしょうか。