2012年9月28日金曜日

DAHON Route 7速化まとめ!!!!(BB交換)

DAHON 7速化完了しましたよ!!! えらいねー。粘りましたよ。完成まで。

トップギアに入れたときに、チェーンと6速ギアとが一部干渉するのは、BBを122.5mmの軸長とすことで解消しました!! 合わせてBB抵抗も低減するのかなぁ(まぁ、そこはわかりませんが)。

リスクしょって122.5mm化してよかった。よかった。7速化考えてる人はここまでやることも考えて交換してね。

で、7速化までの全体を復習してみましょう。


1.ギアスプロケットの調達

まず、7速化っていうんだから、後ろのギアスプロケットを6速から7速に変更しなくてはなりません(当たり前)。7速化の目的は、ギアを重くすることで高速性能を担保すること。ただ、DAHON Routeの場合は、最近のカセットタイプではなく、「ボスフリー」というタイプのものにする必要があります。

ボスフリーの場合、6速ギアのハイギア側14T(ギアが14個)より重いものはSHIMANOでは12Tのものまでしか売っていません。最も重い11Tのものは既に製造中止です。11Tの7速ギアを手に入れるには、DNPという台湾の会社から手に入れる必要があります。

これを手に入れるには、「ギアステーション」という会社から入手するのが手っ取り早いでしょう。

ギアステーション スプロケット通販ページ:
http://gearstation.sakura.ne.jp/GS2homepage/sprocket/sprocket.html 

ここからいろいろなギアの内、以下のものを選びます。
DNP 7速 11-28Tボスフリースプロケット LY-1107KFN



ここで何故30Tや32Tを選択しないかというと、リアディレイラー(後ろのギアのチェンジャー)が対応していないからです。30Tや32Tを選ぶのであれば相応のリアディレイラーに交換する必要があります。


2.リアディレイラーの調達

標準のリアディレイラーは仕様上11Tに対応していません。自分は対応ディレイラーを調達しました(こいつの仕様は11-28Tまでです)

SHIMANO  Turney RD-FT30


ただ、標準ディレイラーでも使えるのではという方もいますので、試したい方は対応リアディレイラーの調達は後回しでもいいかもしれません。


3.チェンジャーの調達

また、7速なので7速チェンジャーを調達する必要があります。自分は標準品と同じデザインのこいつを選びました。

SHIMANO SL-TX50-7R


標準の6速チェンジャでもギアを選べば使えますよ、という人もいますが、せっかく7速にしたのだから、7速に選べるようにしたほうがいいと思います。とくに重いギアを選択すると、中間ギアを使うことも多くなるので(重いギアにすると多段化の意味がよくわかります)、ここは7速チェンジャーを選択すべきでしょう。

4.工具の調達

で、部品を揃えても、自転車の場合は工具ってやつが必要です。

まずは、前輪/後輪をはずすためには14mmと15mmのボルトをはずすためのレンチが必要になります。モンキーレンチなど、汎用のものでもいいかもしれませんが、14mm/15mmは多用するため、こいつがあると非常に便利です。


また、ギアスプロケットは、ボスフリータイプなので、ボスフリーのギアを抜くためのボスフリー抜き工具を調達する必要があります。



また、こいつは非常に固いので、長尺のモンキーを買っておくといいでしょう。また、のちのちの右ワンはずしのために、36mm以上の開口を目安に買うといいと思います。ワイドタイプのモンキーもいいかもしれません。


5.部品交換/組み上げ

詳細な交換方法はこちらをご覧下さい。
http://mobazou.blogspot.jp/2012/09/dahon-route-7.html

6.長尺BBへ交換
1〜5のみでの対応の場合、7速での動作は特に問題ないところですが、7速側に入れたときに6速ギアとチェーンが干渉します。干渉するといっても1回転に1回、ひっかかるという程度で、あまり影響はないように思います。

チェーンをSHIMANO製にするといいよ、という話もありましたが、丈夫になるという印象がありましたが、結局干渉は治りません。

この事象は完璧を期すならば、長軸のBB交換で解消します。

6.1 長軸BBの調達
 BBはこいつを選びます。この中から、68-122(EBBUN55B22)という122.5mmのものを選びます。118mmが標準のものに一番近いようですが、干渉を避けるため、やや長軸のものとしました。これで干渉は解消されました。


6.2  工具の調達
 BB交換はいろいろな工具が必要になります。

 クランクのロックナットをはずすには、先きにあげた14mmのカセットレンチでできます。ただ、クランクはロックナットで軸の奥に入れられており、専用の工具で押し出してやる必要があります。

 SHIMANO コッタレスクランク専用工具 TL-FC10



 また左ワンをはずすには、引っ掛ける工具が必要です。
一般には引っ掛け工具が使われているようですが、スーパビバホームで右手のマルチ工具が300円くらいで売られているので、こいつでもいいようです。



また、右ワンをはずすには右ワン専用工具が必要と言われています。自分は右手に似た工具をオークションで1800円で購入しました。


ただ、先きに紹介したワイドタイプのモンキーレンチでも代替できるようです。そのときの問題は、右ワンのひっかかり部分が薄いためはずれてしまうこと。

で、取り外し工程で紹介しますが、M16のボルトとナットと締め付ける板を用意すれば、はずれることなく、右ワンがはずせると思います。ただ、実際には専用工具をつかったので、そこはオウンリスクでお願いします。


工具は以上です。

6.3 旧BBの取り外し

最初にクランクをはずします。

まず、クランクの軸についているプラカバーをマイナスドライバーなどではずします。すこしはずれ難いので、隙間にうまく入る専用の工具などがあれば、それを使うのもいいかもしれません。とにかく先端を隙間にぐいっと押し込んではずします。はずれて表面をキヅ付けないように注意しましょう。(て俺か・・)

つぎに14mmのレンチでロックナットを緩めます。緩んだら手でくるくる回してはずしましょう。回す方向は反時計回りです。


つぎにコッタレスクランク専用工具を取り付け、クランクを押し出します。回す方向は時計回りです。

専用工具の取り付けは水平確認のため先端を出したまま、中の軸を中央に当てて中央軸を押さえながら、外のネジを回すと入れやすいです(説明書きと違いますが)。


左側のクランクも同じ手順ではずします。

次に左ワンをはずします。
左ワンは、まず外周部のリングに工具を引っ掛け、それを木槌(今時はプラハンマーすかね?)でたたいてゆるめ、あとは手で回してはずします。

つぎに、本来は専用工具つかうんでしょうけど、内側のネジをマイナスドライバーをあてて、木槌でたたき緩めます(もともと緩くなっているはずなので、十分だと思います)。


で、緩んだら手でクルクル回し、軸ごとはずします。反対側のベアリングがついてこなければ、右ワン側から棒を入れて取り出してください。

取り出したBBの軸はこんな感じです。


最後に難関の右ワンです。
右ワンのハズし方は、こちらを参考としてください。

ただ、専用工具であれば、時計回りに木槌でたたくだけでいいかもしれません。


6.4 新BBの取り付け

ようやくBBの取り付けに移ります。まず第一に重要なことは、「BBカセットは、右ワンから入れる」ということです。前ついていた印象から左からいれようと四苦八苦してしまいました(^^;
あと、右から入れるので、当然「反時計回り」に回しながら入れます。通常と逆なので注意してください。

次に、左ワンからキャップを入れ、双方とも50〜70Nmのトルク(多分ぎゅっと)締め付けてBB取り付け完了です。
ちなみに50〜70Nmってどれくらいかというと、こんな計算になるようです。

20cmのレンチの場合

50N・m=50×0.10197kgf・m=5kgf・m
20cm=0.2mなので 力(kgf)=5kgf・m/0.2m=25kgf

ということで、だいたい25〜35kgfの力を20cmの端にかけて締めると良い。

クランクも取り付け完了です。クランクの取り付けはロックナットのみで締め付ければOKです(専用工具は不要です)。

で、ここで注意点。「クランクは反対側のクランクと180度逆になるよう(普通に)」に取り付けてください!! 

え、当たりメーよって・・ でも自分は90度くらいでつけてしまいましたよ・・で試験走行で自転車に乗ってみてびっくりwwww〜

まぁ、本当の初心者なんてそんなもんです(俺だけか!!!)



いや〜、長かった。これで7速化は完了です。ご苦労様でしたw

あ、でもたまに締めましてください、ってBBに書いてあったな。ま、たまに点検ということで。ちゃんちゃん。

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