2015年7月1日水曜日

モバゾウ製作所になるところを思い止まる。

ハンドドリルで位置決めが5mm近くずれたショックにめげず、加工をつづけたいと工具を検討しました。

「大きい箱にしますか、中くらいの箱にしますか、それとも小さい箱にしますか」
「もちろん大きい箱です」

と行きたいところ、立ち止まる。

小さい箱は、安価なボール盤
中くらいの箱は、ボール盤にクロステーブルをつけたフライス盤もどき
大きい箱は、フライス盤

です。

(1)ボール盤とフライス盤の違い
ボール盤とフライス盤の違いは何か。一見形は似ているのですが、軸の精度が違うらしい。あとは、ドリル刃(フライス盤ではエンドミル)をつける部分(チャックという)が、ボール盤は差し込むだけ(つまり上への荷重のみ考慮)、フライス盤はねじ込みなどでエンドミルで削る際の横からの荷重にも耐えるとのことらしい。

「世の中のボール盤、全てフライス盤になぁれ」

と言いたいところだけれども、やはり価格に跳ねるところ、価格のニーズに応える上でもボール盤というところなのだろう。

(2)ボール盤にクロステーブルをつけるのは
どうやら、ボール盤にエンドミルをつけてゴニョゴニョやると、そのうちチャックが横荷重で抜け落ちる事故の可能性もあるそうな。怖すぎるわ。ということでNG。



 (3)安価なフライス盤は
安すぎるのは非力、普通の安価なフライス盤で5万円〜9万円というところか。これで何ができるのか。



 まず穴あけ精度の向上。ボール盤使う前に精度もへったくれもないけれど、別々の部品に開けた穴同士がピッタリと合うには精度が必要です(ましてやタカハシM8 35mm規格をや)。

次に様々な形への加工。少なくともアリガタくらいは作れるだろうし、慣れればアリミゾも作れるだろう。

さらにフライス盤を楽しむにはCNC化ということで、モータを取り付け(って赤道儀のよう)、様々な立体加工に臨むことができる。

しかしコストが。正気に戻ると、そもそも1万2千円の微動雲台の代替品をつくってたんだと。この値段だと赤道儀をつくらないと元が取れない。

「そうだ、ほんまかさんの微動装置や次期赤道儀を作ろう」

とふと頭をよぎるも、そのためには本格的な産業用の工作機械が必要と思い、ここで思考を止める(「理想の赤道儀」でハーモニックドライブで... K-ASTEK超えだぜ、ウフフとかは考えない)。

(4)結論はボール盤
結論は、ホビーなので安っすいボール盤ということになりましたよ。よく考えると当面必要なのは縦への穴あけ。精度もほしいが、ホビーなのだと割り切る。

なんとなく吹っ切れず、天体望遠鏡の値段を考えるとフライス盤もありかとも。しかし、もうそんな体力や気力がない気もしてきてボール盤に割り切りましたよ(そもそもiPhoneアプリのアップデートの気力が1年近くでていない私には無理との判断)。

なんとなく、自分で自分に限界を設定してしまった私。ちょっと前ならもっと高額なフライス盤を買って、天体部品を売りさばくなどの野望も抱いたろうけど。ちと悲しくなってボール盤をポチりましたとさ。



めでたしめでたし。

(ちなみにボール盤の値段は1万2千円なり。スカイメモ微動台座買えますがな。まぁ、2万何千円の台座よりは安いので計算に入れないことにします<イミフ>)

(でもそのうち、キュイーン、キュイーンとかCNCが動き出すことを考えると、早く仕事を引退したいキモスル今日この頃でした。絶対無理w)

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