2018年3月24日土曜日

久しぶりにPCを組んでみたら 使えすぎて笑ろうたw

久しぶりに新しくPCを組むハメになってしまいましたが、結構いいPCができあがったのでブログにあげておきます。




その1:CPUの交換のはずがベアボーンPCを買う

少し前の投稿で、母のPCが使い物にならない旨(メモリ増設・SSD化をしたのにAmazon閲覧もままならない)を投稿したかと思いますが、その原因はCPU Celeron N3050。

そのためしかたなくCPUも交換することにしました。しかし、この遅いPCのCPUはオンボードなので、CPUのみの交換はできません。

始めはマザーボード交換の方向で検討しましたが、そもそもこのPCには電源がない(ACアダプター給電)のため、マザーボードを交換すると新たに電源が必要になります。また筐体が小さすぎてそもそも購入した電源が入らない可能性も。

そのためマザーボードを新しくするには筐体の購入も必要と、だんだん購入範囲が広くなってきます。

困っていろいろと調べていくと、ASRockという会社が、CrelonJ3160 DC-ITXというACアダプタで動作するマザーボードを出しており、電源が不要なためよさげでしたが、これが海外からの調達で2万円近くしてしまいます。しかも旧式で、これに交換してもあまり早くなりそうにありません。

ただ、このASRockという会社、その他にもいろいろと面白い製品をつくっており、ミニベアボーンを出していました。

Desk mini 110という製品で、mini-STXという規格らしいです。最新のCPUまでは搭載できないですが、少し前までのCPUならかなりのものが載せられ、しかも大きさは電源並みの小ささ、価格も1万3千円程度という、コストパフォーマンスのいいものです。

そこでとりあえずこいつを買うことにしました。




その2:CPUはPentiumを選んだ

CPUも購入しなくてはなりませんが、最近は技術をフォローしておらず、を何にするかわからないという状況でした。しかもこいつはかなり高性能なCPUが載せられるので、選択肢が広すぎて迷ってしまいました。

そこで重い腰をあげて最近のCPUの体系を調べてみると、昔でいうPentiumという名称も復活しており、どうやら以下のような序列での製品体系なっているようです。

Celeron -> Pentium -> Corei3 -> Corei5 -> Corei7

PeniumとCorei3の違いもわからないですが、とりあえずCeleronはもう信用できないので最低限Pentiumという線を引き、実績のあるPentium G4560を購入しました。

(IntelのCPUは、上記の製品体系のほかに、コアアーキテクチャで分類され、最新のアーキテクチャは第8世代Coffe Lakeというものらしいです。ただ、Desk miniはこのCoffe Lakeには対応しておらず、第6世代、第7世代のものを選ばなくてはいけないようです。Celeronとかでもこのアーキテクチャを採用しているものがあるらしく注意が必要です。あと消費電力65W未満かというもの選択上の制約となるようです)




しめて2万円です。いたしかたない。


その3:既存メモリを生かすつもりが最新メモリ(DDR4)を購入するハメになる

あと今のメモリは、ノートPC用のDDR3Lというタイプのものなので、デスクトップタイプへの変換アダプタを購入しました。

・・がDeskminiが到着してみると・・・・仰天。なんとDDR4-SO-DIMMです。つまりノートPC用メモリです。大失敗です。しかも変換アダプタが無駄になるだけならいいのですが、DDR4は最新のメモリタイプで、先日購入したDDR3Lとは互換性がありません・・・・今のメモリも無駄になってしまいました。

しかたなく追加でDDR4を調達。最新のメモリだけあって高価です。デュアルチャンネル動作させるためには2枚刺しが必要なので、思い切って8MBx2を2万円で購入しました。



合計4万円です・・・本末転倒な気もしましたがもうヤケクソです。


その4:組み立てる

翌日到着なのですぐに来ました。


もうほとんどCPU(クーラ)だけ、という感じです。ちなみにクーリングファンはCPUにおまけでついてきますが、少しうるさいので静音タイプの調達がオススメです。

SSDは裏面につきます。SATAケーブルがついてきますが、マザーとは特殊コネクタでの接続となります。Macbook Airの修理でこの手のケーブルには慣れているのでサクッととりつけできました。

大きさはこんな感じで超小さいです。



その5:設定をいじる

Windowsの設定も自動でおおかたのドライバは実装されます。悪さをしないように前のDell製のサポートソフトやドライバを削除しました(アプリのアンインストールと、デバイスマネージャで非表示のドライバを削除します)。あとはMS-Officeは自動でハードウェア変更を検知してくるので、認証して完了です。


その6:M.2 Wifiを実装する

あとこのDesk miniは、小さいくせにいろいろと最新の技術が入っており、M.2というインターフェースがあります。どうやらWifi用とSSD用の2スロットがあるようです。

SSDは今のSATAのものを生かすので不要ですが、Wifiの方は、MacとiPhoneの連携の傾向からはWifi/Bluetoothが必要となる場面が出て来そうなのと、あとは自宅の有線LANのバックアップ用途もあるので、ヤケクソでM.2のWifiアダプタとアンテナも購入しました。
 

インテルのチップもいろいろあるようですが、とりあえずAmazonで買える最新の8265を購入してみました。8260もほぼ同じでBluetoothも4.2(Low Energy)が使えるのですが、ビームフォーミングで指向性を高めるMU-MIMOは8265から搭載のようなので、こちらを選択しました(とはいってもルータ(AirMac)は対応してないのですけどねw)。



ネジは大きさが足りないので、ワッシャの追加が必要です。ネジの左手のコネクタは、MHF4というM.2Wifi用のアンテナ接続のための新規格のコネクタのようです。

この接続が大変でした。ボード上では小さすぎてまったく歯が立ちません。そこでボードから取り外し、拡大鏡で拡大させながらなんとか接続することができました。このコネクタが今回の一番の鬼門でしたね。

あとアンテナ長は12cmの最小のものを購入してしまいましたが、マザーボードがスライドすることまで頭になく、またボード上での接続ができなかったため、しかたなく後ろの変なところから出さざるを得ませんでした(青くて目立つし・・・)



その7:結果

組み上げた結果ですが、動作の方は超サクサクで、Windows10は一瞬で立ち上がります。最近の集積技術はすごいすね。

CPUファンを静音のものに交換すればパーフェクトですが、使用頻度も低いのでとりあえずここまでにしておきます。

ブラウジングやオフィス作業程度であれば、この構成で十分です。

オススメですね。

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