2015年11月24日火曜日

スカイメモS 赤緯軸強化(Strengthening Star Adventurer DEC axis)

スカイメモSの赤緯軸を強化してみました。

なぜ強化が必要かというと、スカイメモSにドイツ式の赤緯軸を加えるアリガタプレートは「鉄」で出来ているため。なぜ「鉄」ではダメかというとブレの収まりが悪いからです。過去2x4の鉄プレートの加工で学んだように「鉄」は柔らかいのです。

なぜSkyWatcherが材料に鉄を選んだのかは不明ですが、おそらく形状を作る上では鋳型が最も生産性が高かったからでしょう。これもCF15F4用のケースを作った時に学ぶんだとおり生産性が第一に来ざるを得ないのは致し方ないところです。Star Adventurerの位置付けからいっても上位のラインアップがあり、用途を考えれば企業たるものこの選択は妥当だと思います。

ただし、想定外の重量物を載せるにはこの赤緯軸の材料はおぼつかないのだ!

ということで、これまでの学習結果を生かして「アルミ」でこの赤緯軸を強化しました。

鋳型のアリガタプレートに3cmx1.5cmのアルミL字プレートを2枚、上下にネジ止めしました。微動装置もこのネジで止めることになるのですが、アルミプレート2枚を介すと標準のネジは短すぎるので、2cmのネジに置き換えています。

ちなみにアルミプレートへの穴あけは5mm径のぴったりの穴で開けたにもかかわらず、位置は一発で会いました。これも学習の効果ですね。大満足です。


で、ウェイトを揺らしてみると、ばっちり。すぐに震動は収まります。というか振動そのものが非常に少なくなりました。


あとは極軸の穴がふさがってしまったので、穴開けが必要です。

ただこのアルミプレート、もともと3cmx3cmだったのでプレートを縦にノコギリで切らざるを得ませんで
した。もう疲れたので穴あけは明日にします。

PS. GPVに反して、ベランダは晴れていたので月のテスト撮影をしてみましたが.... う〜んブレる... どうやら赤緯軸は大丈夫なんですが、赤経軸がぶれてるみたいす.. うーん、フリーストップ機構やらを抜いてみるかしらん... 

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