今回は、机に使ったベンチの足4脚と、マンガに使っていた本棚の端材、後は立ち机用に使っていた土台が余っていたので、組み合わせてイスを作ってみました。
(1)座面の作成
(2)背もたれの作成
(1)座面の作成
まずは、足と本棚で座面を作ります。本棚の板はもともとルータ(トリマー)で丸めていたので、中央の板は丸めた部分をバンドソーで落としたものになります。
この時の注意としては、バンドソーに良くあるドリフトです。ドリフトというのは、下の写真を見ても分かる通り、ブレードの向きが歪むことでまっすぐに切っていても徐々に斜めになる現象です。そのため、まっすぐに切るには斜めに進ませる必要があります。
こいつを中古で買った時に、ストレートガイドがなかったのも頷けます。ストレートガイドは、レーザマーカと角度調整が可能なガイドを使う必要がありますが、そんなお金も時間もないので手動で罫書きの通り進めていきます。
歪んだところや、そもそもバンドソーの切り口はギザギザ担っているので、カンナやサンダーで調整します。これが嫌な人は丸ノコ系を使うことになります。この幅ではスライド丸ノコはダメなので、テーブル丸ノコになりますが、まだそこまでの投資には踏み切れないですね。
ちなみに横幅については364mmなのですが、バンドソーのカット限界が362mmくらいだったので、やむなくノコを使いました。
(2)背もたれの作成
次に立ち机の土台を分解して、切り出した材料で背もたれを作ります。
そのままでは座面から斜めには付けられないので2x4の幅の中で上手く立体的に切り出します。立ち机の土台でしたので、継手の跡が残っているので、うまく継手を避けながら形をデザインします。
後はバンドソーで罫書き通りに切るだけです。
はい、出来上がり。
こういう形状の場合はバンドソー有能すぎだわ。
そもそもの形状(設計)に問題がないか確認して、
取り付けます(もちろん切り口は荒れているので、カンナやサンディングで形状や表面を整えます)。
問題ないですが、せっかくなのでハンドルータ(日本名トリマー)で角を落としてそれなりの形にします。
背もたれも角を落とします。
これを繰り返し、二脚出来ました。
背もたれのヨコ板をもう一つ入れるとデザイン的には良いのですが、構造上不要なので取り敢えずパスします。
今回は、バンドソーとルータとコーススレッドとインパクトドライバーの恩恵で2脚目は瞬く間に出来てしまいました。今回の成果は、工具は生産性で選べ、というのがよくわかった、というところでしょうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿