2017年1月16日月曜日

介護での便尿の臭い消し

介護につきものなのが、便意・尿意を訴えられず、おむつが不可欠になること。そして、尿や便がおむつでカバー仕切れず、ズボンなどに付き、臭いが取れなくなることだ。

入院していると無縁のようだが、実は病院によっては家族が洗うことになる。ズボンは汚染され、ビニールに包まれたまま置かれ、発酵する。

この様な環境での問題は、以下の3点がある。

1.ビニールを開封した時に発生する、吐き気を催す強烈な臭い

2.衣服に残存する便尿の取り扱い

3.洗っても取れないズボンの酸っぱい臭い

家族はこの臭いに打ち勝ち、洗濯していく必要がある。ただの洗濯ではないのだ。


(1)便尿直接臭対策
まず1点目。便尿の直接臭だ。この臭いを嗅いでしまうと一気にやる気を失ってしまう。もちろん、息を止めていればいいはずだが、思わず吸ってしまい、強烈な匂いに吐き気を催してしまう。

この強烈な臭いには、ファブリーズなど効かないのだ。そんな時は、臭いそのものを包み込み、嗅げる臭いに変換してくれるものがある。

それが「香り革命」だ。

「便汚染してます」とか、いつもと違うズボンがあれば、「香り革命」の出番だ。
ビニールの端をわずかに開き、そこにこいつをスプレー1回。また周囲の空間にもスプレーを1回ほどしておくと、匂いが拡散した時にいいだろう。



ただ、この香り革命も数時間で効果が薄れ、万能というわけではない。あくまでも取り出す時の一時しのぎだ。

ちなみに手指の洗浄の回避や、傷口からのバクテリアの侵入を防ぐため、百均などで調達した使い捨て手袋を使うのは当たり前だ。予め購入しておく必要がある。




(2)衣服に残存する便尿の取り扱い
無事ビニール袋から取り出すことができたズボンは、そのまま洗濯機に入れてはいけない。尿や便が染み込んでいるからだ。染み込んだ便や尿、固形の便をズボンからできる限り取り去る。

そのために必要なのが漂白剤と温水だ。

漂白剤が必要かどうかはわからないが、殺菌を兼ねてとりあえず入れておく。

ゆすぐための容器は普通のバケツでもいいが、ファッション性や、排水時の扱いから、百均で300円くらいで売っている柔らかいバケツがいいだろう。

ゆすいで出た排水は、風呂場ではなくトイレに流す。ここがポイントだ。初めのうちは洗濯機で洗ってしまったが、バケツの排水の色を見て驚愕した。必ずトイレに流さなくてはいけない。そのあとで洗濯機で洗濯する。

ちなみに初めから洗濯機で洗うのがNGなのに気がついたあとは、洗濯槽クリーナで洗濯機を洗ったのは言うまでもない。




(3)洗っても取れないズボンの臭い対策
通常の選択では、尿の匂いが取れない。そのため、こんな洗剤を買って見た。

アタック消臭ストロング

しかし消えない。消えたかとも思うがどうも臭う。

諦めかけたところで、こんなものを見つけた。洗剤もあるのにこれがあるということは、落ちない臭いにはこれを使えということだろう。

アタック消臭ストロング つけ置き用

ということで、温水とともにこいつを使うと無事消すことができました。

めでたし、めでたし。

■臭い消しプロセス
・温水でゆすぎ、排水をトイレに流す
・付け置き用洗剤で付け置き洗いする
・臭い消し洗剤で洗濯する

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