2017年1月10日火曜日

脳出血

母が脳出血で10月末に入院した。

母の病状を見守ると言うより、手続きや財産管理、日々の暮らしの変化、掃除・洗濯、リハビリの検討、姉妹ヘの対応、日々のリハビリ、病院との往復、自分の世話と言った雑務に追われる日々に陥り、今までの生活を完全に失ってしまったと言うのが現状です。

一番事を複雑にしているのが姉妹への対応。言われない非難を受けたり、相続の問題だけでなく、あらゆる面で干渉を受け、将来を含む検討の自由度を奪う不安定要因となっている。気にせず対応しなくてはいけないが、本当に困る。では何かあった時に助ける気があるのかと言うとそうではない。

次に問題なのが病院側の対応と制度だ。

病院は専門化を目指して、急性期、回復期、そして介護保険の対象となる維持期に区分される。この中での転院に次ぐ転院。家族への説明の不十分さ。

医療費削減のための入院期間の短縮への圧力の一方で長期的対応が必要な高次脳機能障害との乖離。

医療保険と介護保険の縦割り・混合の禁止。患者毎に異なる高次脳機能障害に対応しきれないリハビリ医療の専門性の欠如。

こういった社会的な矛盾の中で、今後の母の人としての尊厳を保つために、病状を悪化させないために戦わなくていけない。そのために必要な専門的知識と個別のリハビリ、その中でのエビデンスの収集、病院の出方を予想した対応策のための外部の情報収集。

その中で財産、収入の管理。年末調整対応。そして家、庭の管理。墓の購入。今後の住居の計画。

これに姉妹を絡めてマネジメントしなくてはいけないのだ。

重過ぎる。まだ日々の介護実務がないだけいいが、今後どうなるかは未知数だ。日々こなして行くしかない。試行錯誤、肥大化する可能性。計画的に対応できない。さらに読みきれない病状。

そんな中でも母の症状は想定外に回復しつつあるのが唯一の救いではある。

そんな中でも、右前頭葉出血を要因とする発動性障害が今後の維持に暗い影を落としている。

リハアプリを作りたいが余裕はないなぁ。

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