2015年4月29日水曜日

極軸合わせテクノロジー

極軸合わせは一般には極軸望遠鏡で北極星などの位置から合わせ、自動導入赤道儀ではそのあと3点計測で精密に合わせます。

ただし、自動導入赤道儀でない場合は、極軸望遠鏡のみが頼りとなります。

極軸望遠鏡での極軸合わせでの問題点は、以下の2つがあります。

1. そもそも極軸望遠鏡の視野内に北極星などを導入できない。
2. 導入できたとしても、下から覗き込むことになり首がもたない。

日本人の場合、ここら辺は器用にコンパスや微妙な角度調整でやりきるのでしょう。ここら辺のテクノロジーはあまり見かけません。というかメーカ自身の開発力やショップのアンテナ力が十分でないが売れないので作らないのでしょう。

ということで、いろいろ探していると、ドイツあたりからこんなものを見つけました。

まず、この左にあるのがレーザLEDドットファインダー Sky Surfer IIIです。こいつで北極星を視野に導入します。
http://www.baader-planetarium.de/sektion/s12/s12.htm#sky_s_3

日本だとバーダープラネタリウム社で販売していました。
http://www.kkohki.com/Baader/skysurfer3.html

(ニホンダトクジョウガデルノデフキュウシナイノカモシレマセン.....)

次に、極軸望遠鏡を直角にまげているのがPolAmiです。こいつはさらに1.25xと2.5xまでの視野拡大とアイカップで、素早い極軸導入を助けます。
http://www.teleskop-austria.at/shop/index.php?lng=de&m=2&kod=PolAmi&skod=%2016&om=Teleskop%20Montierung

そのほかに、このStar Adventurer は、明視野照明装置も標準で装備されているようです。別売りになっているのですが、日本での販売はされていないようです。

「理想のポタ赤」の電子導入はぶっ飛んでいるのですが、既存の技術だとこういったものを組み合わせて導入するのが良さげです。

ちなみに、アングルファインダーを自作している人がいました。売れないわけだw
http://blogs.yahoo.co.jp/keilibra241002/29586733.html

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