2018年10月20日土曜日

GoProの縦型マウントを作って見た

最近YouTubeでは、「縦向き動画」を再生すると携帯の画面いっぱいに動画が表示されるため、横向き動画よりいい感じです。

GoProは縦に向けると自動で「縦向き動画」が撮影できるので問題がないのですが、GoProマウントの方が縦向きにマウントするためのマウンタが見つかりません。

そこで、アルミの端材で縦型マウントを自作することにしました。

(1)作るものをイメージする。
はじめにしたことは、1cm厚(10T)の端材に絵を描いてみることです。マウントの実物を見ると1.5mmくらいの幅がありましたが、アルミでもあり1cm厚でも問題ないだろうということで作り始めました。


(2)チップを切り取る
次にノギスでサイズを測り直しバンドソーでチップを切り取りました。
このとき傷防止のシールの上から罫書いたのですが、カットした部分が垂直が取れておらずマウント部が精密につくれず苦労しました。本来はこのシールを剥がして精密に罫書くべきでした。



(3)バカ穴を開ける
GoProマウントのネジが入るバカ穴は1cmの厚みのなかでくり抜きます(φ5mm)。

ところが金属加工からしばらく離れていたので、適当に穴をあけてしまい1回目の穴はまったく使えないものをあけてしまい、上下180度変えて作るはめに。まぁ、仕方ありません。



穴あけは動画にしてみました。iPhoneで6xに拡大して見ると、かなり拡大した絵をみることができ、位置決めにも有効でした。おすすめです。




(4)マウント部を切り取る
マウント部の切り込みは、バンドソーで切った上で、さらにバンドソーで罫書き線まで削っていきました。

罫書き線まで削る上では、最終的には肉眼で確認するのですが、状態はiPhoneの拡大画面で確認したほうが良く、iPhoneのおかけで削れたという感じです。


この動画、削る時は大揺れですが、モータの振動が床をつたって三脚を揺らしてしまい、拡大率が高いためこんな感じになっています。

ネックマウントにすると揺れそうにないですが、拡大画面を見ることができません。拡大用と撮影用と分ける必要がありそうですが、iPhoneを2つ持つわけにいかず、いまのところ受容するしかないです。

(5)大きさを合わせる
マウント部の隙間は、精密かつ直線に近づけていく必要があります。今回は治具などをつかいながら精密に測定していくよりも、現物合わせが早いため、既存のマウントで状態を確認していきます。

まずは、マウントが若干はまるまではバンドソーで削っていきます。


次に、ダイアモンドやすりでかみ合うように凹凸をけずっていきます。このヤスリはアルミに対しては結構有効で、思った以上にけずってくれます。

この削りの際に最初につくったチップの直角がとれておらず、直線でない罫書きラインがあったため切削に苦労しました。そこはバンドソーにもどり削り直しましたが、サイズがかなり違っている部分が残りました。金属加工は罫書きが命ですね。


凹凸を削り終わったところで、既存のマウントがすっぽりと入ってくれます。両方とも綺麗にはめることができました。


マウントした状態です。


このマウントですが、役割としては縦マウントするときの重心を中央にもっていくためのもののつもりで作っており、縦マウントをするにはさらに、マウントを90度ひねるものを作る予定でした。


ただ、重心を中央にもっていくには短すぎたこともあり、またGoProが顎にあたりそうだったので、マウントをしたに向けてとりつけていくと・・・

なんとそのままでGoProを縦にマウントすることができました。予定がですが結果OKです。


今回、自作でつくりましたが、このような縦型マウントのニーズはないのか、Amazonで検索してもでてきません。大量生産して売り出そうかとも思いましたが、どうせ中国製に席巻されてしまうのでしょうから、リスクだらけなので、とりあえずワンオフで自分だけで楽しみたいと思いますw

今回は、縦型マウントがあっさり実現できたけど、皆んな必要じゃないのかな?というお話でした。かっこよくできたので良かったです。

=> このブログを紹介したところで、以下の製品の紹介を受けました。


がちょーん、売ってるではないですかぁ・・・
まぁ、作って見なければこれが縦型マウントに使えるなんてこともわからなかったわけだし、結果オーライだけど、まぁオンリーワンの縦型でドヤル夢は消えてしまったなぁ・・・ww

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