2013年4月9日火曜日

DAHON DASH P18 => P20 ドロハン化まとめ(その4:組み立て編)

組み立てについては、ごくごく普通の作業という感じでした。

1.9速スプロケット/9速チェーンはずし

(1)スプロケットはずし
 まずはスプロケットの取り外しです。
 SHIMANO(シマノ) TL-LR15(スプロケ ロックイン工具)をスプロケのロックリング
に取り付けモンキーで挟み、チェーンのついたスプロケ戻し工具を取り付け、下向き
に思い切りぐっと押します。

 そうすると、「カチカチ」っといったラチェットっぽい音がします。

 ここらへんはボスフリーと少し違いとまどうところですが、そのまま回していけばはずれます。

 


(2)チェーンはずし
  次にチェーンをはずすためチェーンを切ります。
 こいつは慣れたもので簡単に切ってはずしました。




2.10速スプロケット取り付けと10速チェーン取り付け
 これはちょっとしくじりました・・

(1)スプロケット取り付け
 10速スプロケットは、重ねて行くうちにどうもカセットからはみ出してしまいます。
 そこで2〜3個刃をとり、もう一度丁寧に重ねて見ると・・なんとかハマりました。

 ロックリングは、ふたたび「カチカチ」っていう音が出ます。
 この音がなくなるまでぐいっとモンキーを回せばオケ、という感じでしょうか。



(2)チェーンの取り付け
 そして10速チェーン取り付けです。2カ所もしくじりました。

 一つ目は、当初チェーンの長さ。
 普通購入したチェーンは、適切な長さに調整するのですが、その長さをどうするかで迷いました。

 当初、チェーン長は 、” チェーンをローギア、外のチェーンリングとRD にかけて、RDのプーリが垂直になる長さとする” のかと勘違いし、チェーンが2〜4コマ足りねーぞ、と思ってしまったこと。これは誤りでした。

 そのときの写真がこれ。おはずかしい。

 購入したチェーンの長さが足りなかったことはなく、おかしいな、と思いつつ、お店にチェーン数コマ買いにい行こうと思っていました。しかしシマノのRD説明書で確認しておこうと念のため説明書を見てみると・・

 なんと、チェーンの長さは、”「トップギア」と外のチェーンリングとRDにチェーンを通し、RDのプーリが垂直”ということでした。「ローギア」と「トップギア」のかけ間違いです。そりゃ足りないわ。

 ちなみに、今回のスプロケットは11-28Tなので、28T以上かつSSタイプのRDの場合、上記のチェーン長ではなく、” ローギアと外のチェーンリングをRDなしてつないだとき+2コマ ”  というのがが適正だそうです。ただ、TIAGRA9速のRDは恐らくSSではないだろうと、前出のものとしました。



 で、失敗のもう一つは、チェーンの通し方。

 とりあえずチェーンの長さには問題がないようなので、そのままチェーンを取り回し、最後にチェーンにアンプルピンを取り付けました。

 しかしですね、そのあとでクランクを回してみると・・チェーンがプーリに引っかかりながら回ります。

 うまく回らないので、よくよく見てみると・・なんと、プーリにあるチェーンガイドの外側を回っていましたよ・・・orz
   非常に初歩的。通したつもりだったんだけどなぁ・・

 

 この状態を正常にするには、またチェーンを切らなくてはなりません。
しかしチェーンに付属するアンプルピンは1個しかないので・・・もう使ってしまい残っていません・・

 しかたがないので、アンプルピンだけを買いにに自転車屋まで戻ることになりました・・
 (ちなみに、どうせなら、とミッシングリンクの導入も考えましたが、自転車屋の方針で置いていないんだと。外れる可能性があるのでということだそうです)




3.ハンドルの取り外し

 ブレーキと各ディレイラーからインナーをはずし、アウターをアウター受けから引き抜き、ステムをハズしてはい、このとおり。


4.ハンドル・ブレーキレバーの取り付け/ブレーキ調整

(1)ステムの取り付け
 まずはステムを取り付け。このときはまだ固定ステムでした。

 可変ステムの顛末は、前の投稿(その3)を参照ください。


(2)カーボンドロップハンドルの取り付け

 まず、FINISH LINE のファイバーグリップをステムに薄く塗ります。PZ Racing CR3.1Hには、取り付け箇所がざらついているので不要だったかもしれませんが、念を入れて滑り止めを塗りました。

 そして均等になるように5Nmでステムのネジを締めていきます。ここは簡単です。


(3)ブレーキレバーの取り付け

 次にブレーキレバーの取り付けです。まずブレーキ奥にあるネジを緩め、ハンドルを通しやすくします。

 通ったら、適当な高さ(ハンドルもレバーも直線か、ハンドル-5度、レバーは+5度という説もあったりします。ここはよくわかりませんね。フィーリング)でブレーキを引きながら、奥のボルトを5Nmで締め上げます。

 ボルトがブレーキの奥の方にあるのでちょっと大変でしたが、トルクレンチ付属の5mmロングのアーレンキーで事なきを得ました。
(それまではアーレンキーがなかなかとどかず、緩くて動いてしまう感じでした)

 で取り付けた姿がこれ。ブレーキアウターはハンドルしたにあるケーブルガイドを通します。


(4)ブレーキのテンション調整
 で試しにブレーキをかけてみると、これがアウターがこすれトップチューブとあたるような大きな音が出てしまいました。

 そこで中にグリスを入れるなど、あれこれしているうちに解消しました。

 また、こいつはブレーキのテンション調整機構がありません(普通あるの?)。

 そのため、テンション調整のための何かつけたほうがいいのかもしれませんが、いまのところ不明なので、ブレーキがハンドルの近くまでしっかりと引けるように、Vブレーキ側で固定しているインナーの止めしろを調整しました。

 なお、当初あまり引きしろが少ない形で調整したとき、ブレーキの戻り音が大きく困っていました。が、先きのようにハンドル直前まで引きしろを大きくすると、戻り音も小さく、またブレーキに必要な握力も軽い感じとなり、この調整はよかったです。


5.シフトケーブルの調整
 これは見てもらえればわかりますが、ハンドルについたシフターの上の赤いものがアウター受けとなります。
 シフトアウターには、付属の金色のキャップをかぶせ、アウター受けにはめます。

 で、このアウター受けは、アルマイト処理で上部な塗装のように見えますが、実はアルマイト処理ではないので、ちょっと金属が触れただけで塗装がはげるので取扱いにはご注意ください。


6.バーテープの取り付け
 おもったよりずっと楽でした。バーエンドの巻き始めでは、テープの横幅の半分くらいを外側に出し、バーの中に折り込んでキャップを締めるかたちになります。

 全部巻いてからエンドキャップを締めろという人がいましたが、それやらない方がいいです。2〜3回くらい巻いてからバーエンドをつけるのがいいかと思います。その方がまだ修正量が少なくて済むかと思います。

 肝心の巻き方としては、外から中に巻くかたちで、ブレーキレバー部ではバーをまくり上げクロスさせるように巻くだけで、すき間も無くしっかり巻くことができました。

(でも、バーテープの長さはこれでいいのだろうか、中途半端にカーボンドロップが見え、盗難の可能性も出てくるよな・・とか今から心配)

 以上で完成でしょうか?
 ほとんど寝むりながらやっているので、少し抜け漏れあるかと思いますがそのときはコメントください。



あ、そうそう、この異型ドロップ、意外な弱点がありました。

それは、異型なだけに、アクセサリーポートが取り付けできないものがあるというとこです。

米国から輸入した Garmin Edge 用のSRAM Quick View Computer mountをつかっていたので、こいつにつけようとしたところ、どうも曲がっている。

これは、SRAM Quick Viewのマウントの取り付けネジが隠れるように下にあり(デザイン上それですっきりしているのですが)、そのネジの取り付け部に他より幅があります。

そのわずかな幅が致命傷になって、ハンドルの根元からの出っ張りまで取り付け部を押谷ってしまうんですね。

そのため、こんなものを作ってみました。


ゴム板を切り、紙ヤスリで片方の厚さを低くします。

で、こんな感じです。まっすぐなりましたでしょうか?


しかし、こんどはライトをどうやってつけようか悩み中です・・・

本日は以上で。

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