Mac mini 2018のメモリを増設してみました。
というのも、Mac miniをAppleストア購入時に32GB版にしようとすると6万円もプラスになってしまいますが、市販のメモリはわずか2万5千円で売ってるんですよね(SO-DIMM 2666MHz版 16GBx2)。
で、とりあえず8GBのMac mini購入後すぐに32GBのメモリを購入しました。
ところが、メモリを購入してすぐに増設できると思っていたところ、iFixitで手順を確認する中でなんとMac miniの裏面にあるアンテナプレートは、TR6というTorxネジ(中央に出っ張りがある)になっていて、通常のT6ドライバーでは外せないことがわかりました。
そのため急遽iFixitのEssential Toolkitを購入することに。
このToolkitは、TR6以外にも裏蓋を取り外すための爪や、細いピンセットや、コネクタを押さえるプラスチックの棒、TR6以外にもT5やT10のドライバ用のチップなども含まれており、これさえあればスムースにMac miniを分解可能です。
ちなみにT6ネジは、TR6と外形での互換性がありますので、TR6のドライバーで取り外すことができます。
Essential toolkit以外に必要なものといえば、あとは作業用の静電防止手袋くらいかもしれません。
このToolkitはAmazonでも販売されていますが、モノタロウの方が500円ほど安くかつ当日出荷なので、モノタロウ登録済みの方は、モノタロウからの購入がおすすめです。
ということでToolkitがモノタロウから注文翌日届いたので、早速メモリの交換を試してみました。
細かいところが不要な方は以下の動画(静止画w)をごらんくださいw
まずは静電気防止のため、若干湿らせたバスタオルの上にMac miniを裏面にしておきます。
ちなみにあとの画像で出てきますが、基盤を取り出した後の置き場所を確保しておいた方が良さそうです(今回まMac miniの上に置くハメになりました・・)。
作業する前に手袋は忘れないように。右手奥の磁石は、とりはずしたネジを保管するのに使用します。
次にiFixitのサイトに行き、分解手順とコメントを含む注意点を確認し、全て頭に叩き込みます。すこしでも疑問に思うことや、コネクタの形状などがわからない場合は、あらかじめ調べておくことをおすすめします(コネクタは小さいので、取り外す勘所をつかんでおく必要があります)。
https://jp.ifixit.com/Guide/Mac+mini+Late+2018メモリー(RAM)の交換/115309
まずは、裏蓋をはずします。裏蓋を外すにはプラスチックの爪がついたオープンングツールをつかって外します。
右下、上、左下の爪をはずしたあと開封です。外した後またハマってしまわないように裏蓋には吸盤をつけておいた方がいいかもしれません。
蓋を外すと、銀色のアンテナプレートが現れます。
このネジ6本がTR6になります。iFixitの手順にあるとおり、長さが違う2種類のネジが使われているため注意が必要です。形状が大きく違うため取りちがえることはなさそうですが、一応磁石の両端に混じらないように保管しておきました。
ネジをはずしたあとはアンテナプレートを開かずに、裏のアンテナ線を切らないように、右に2cmほど右にずらします。するとアンテナ線と留め金が見えてくるので、留め金をはずして(T6ですがTR6で外せます)、アンテナ線を基盤から外します(スナップを外す)。
注意点としては、以下の2点があります。
注1)アンテナ線のコネクタは丸いスナップ形状で留められているので、ケーブルが邪魔でツールの先端が入らない場合は、ケーブルは回転方向にずらすことができます。
注2)ケーブルを外す手順は、
a.金具のネジを外す
b.ケーブルのコネクタのスナップを外す
の順番ですが、
ケーブルをつけるときは逆の手順ではなく
a. 金具のネジを半分くらい締める(スナップの位置をある程度決めるため。ケーブルの位置決めのための移動を可能にするため、しっかりとは締めない)
b.ケーブルのコネクタのスナップの位置を確かめ、オスがメスの上にきたことを確かめてスナップを留める(上から抑える)
c.残りのネジを締める。
となります。iFixitにコメントしておくかなぁ。
固定金具とアンテナケーブルが外れたらアンテナプレートを外すことができ、プレートを外すとクーリングファンが見えてきます。
クーリングファンのネジは、ゴムブッシュがついていて抜け落ちないようになっており、クーリングファンについたまま取り扱うことになっているようです。
なので、ネジを無理に外そうとはせず、基盤からネジが外れ空回りするようになった、ファンにネジがついたままファンを裏返すことになります(ケーブルが裏に付いているのでまだファンを外すことはできません)。
ファンを裏返した状態です。このコネクタはコネクタに近い場所をもって上に引き上げれば取ることができます。
次に、基盤を取り出すために、右手にある電源コネクタとLEDライトへのケーブルを外します。電源コネクタは、一般的なコネクタなので、こねりながら上に引き上げるだけで抜けますが、鬼門はLEDコネクタです。
iFixitのコメントを見ると、コネクタの基板側も含めて抜いてしまったツワモノがいるようですので、その轍を踏まないように慎重にアプローチします。
形状を拡大してみてみると、基板側のコネクタの先端が、ケーブル側のコネクタのメスに食い込むようになっているようですので、ケーブル側のコネクタをテコ原理も使いながら上に引き上げることができれば良いようです。
非常に小さなコネクタですので、基板側のコネクタの下に先端がいかないようにしながら、Essential Toolkitに付属の精密ピンセットで上に引き上げます。
いきなり抜けたのでビビりましたが何とか抜くことができました。ケーブル側の根元をもって若干上下にこねりながら引き上げたほうがいいかもしれません。
次にボティーと基板とを固定しているT10を緩めます。若干硬いのでネジを舐めないように、ドライバーをネジにしっかり押し付けてトルクを上げながら回します。
こちらはいきなり空転することなく、ぬるっと緩めることができましたが、舐めると大変ですので慎重に行きたいところです。
次にiFixitのページにあるように、ファンがついていたネジ部分を両親指で押しながら基板をケースから外します。爪がはずれないので苦労したというコメントがありましたが、均等に押しながらも若干左右に互い違いに力をいれることでボディーから外れてくれた気がします。隙間が見えたらもう少し両指で押して基板をスライドして外します。
ちなみに逆に基板を押し込むときは、基板側についている左右の爪がボディーの端に入らず、基板がはいっていかないので、無理に押し込まず、爪をボディーの中に入れてから基板を押し込むことになります。
あと、基板をボディーに戻す際にLEDケーブルを上に出すのはもちろん、基板を戻したした後でT10ネジで基板をボティーに固定するのを忘れないようにしてください(自分は締め忘れましたww)。
基板を外したあとはメモリカバーの取り外しになります。基板をどこかに置かなくてはいけませんので事前に用意してください(ボディーの上においてはいけませんww)。静電気にも気をつけないといけないので、結局ボディーの上しかありませんでしたが。
メモリカバーは4本のT5ネジを外したあとは、傾いている斜め上方向に引き上げれば簡単に抜くことができます。
これでメモリにアクセスできました。このあと左右のゴムを左右に広げるだけでメモリがパチンと勝手に外れます。
メモリを外したら、あとは新しいメモリを代わりにはめることになります。
注意点としてはメモリの金具と左右のゴムとが一体になっているので、奥のメモリは問題ありませんが、手前のメモリをいれるときにゴムが邪魔になります。そのときはゴムをどける量を最小限にしてあげないとゴムが金具から取れてしまうので要注意です。そのときはゴムの切り込みの中に金具がしっかり入ったことを確認しましょう。
あとは上の注意点を含めた逆の手順で組み上げていきます。
最後にプラスチックの蓋のMac miniのロゴの下側が、ボディーのコネクタのある側のラインと並行であることを確認して上から押さえて完成です。
無事起動しました。
無事32GBで認識したようです。これで3万円のもとがとれたかな(w)。
というのも、Mac miniをAppleストア購入時に32GB版にしようとすると6万円もプラスになってしまいますが、市販のメモリはわずか2万5千円で売ってるんですよね(SO-DIMM 2666MHz版 16GBx2)。
で、とりあえず8GBのMac mini購入後すぐに32GBのメモリを購入しました。
ところが、メモリを購入してすぐに増設できると思っていたところ、iFixitで手順を確認する中でなんとMac miniの裏面にあるアンテナプレートは、TR6というTorxネジ(中央に出っ張りがある)になっていて、通常のT6ドライバーでは外せないことがわかりました。
そのため急遽iFixitのEssential Toolkitを購入することに。
このToolkitは、TR6以外にも裏蓋を取り外すための爪や、細いピンセットや、コネクタを押さえるプラスチックの棒、TR6以外にもT5やT10のドライバ用のチップなども含まれており、これさえあればスムースにMac miniを分解可能です。
ちなみにT6ネジは、TR6と外形での互換性がありますので、TR6のドライバーで取り外すことができます。
Essential toolkit以外に必要なものといえば、あとは作業用の静電防止手袋くらいかもしれません。
このToolkitはAmazonでも販売されていますが、モノタロウの方が500円ほど安くかつ当日出荷なので、モノタロウ登録済みの方は、モノタロウからの購入がおすすめです。
ということでToolkitがモノタロウから注文翌日届いたので、早速メモリの交換を試してみました。
細かいところが不要な方は以下の動画(静止画w)をごらんくださいw
まずは静電気防止のため、若干湿らせたバスタオルの上にMac miniを裏面にしておきます。
ちなみにあとの画像で出てきますが、基盤を取り出した後の置き場所を確保しておいた方が良さそうです(今回まMac miniの上に置くハメになりました・・)。
作業する前に手袋は忘れないように。右手奥の磁石は、とりはずしたネジを保管するのに使用します。
次にiFixitのサイトに行き、分解手順とコメントを含む注意点を確認し、全て頭に叩き込みます。すこしでも疑問に思うことや、コネクタの形状などがわからない場合は、あらかじめ調べておくことをおすすめします(コネクタは小さいので、取り外す勘所をつかんでおく必要があります)。
https://jp.ifixit.com/Guide/Mac+mini+Late+2018メモリー(RAM)の交換/115309
まずは、裏蓋をはずします。裏蓋を外すにはプラスチックの爪がついたオープンングツールをつかって外します。
右下、上、左下の爪をはずしたあと開封です。外した後またハマってしまわないように裏蓋には吸盤をつけておいた方がいいかもしれません。
蓋を外すと、銀色のアンテナプレートが現れます。
このネジ6本がTR6になります。iFixitの手順にあるとおり、長さが違う2種類のネジが使われているため注意が必要です。形状が大きく違うため取りちがえることはなさそうですが、一応磁石の両端に混じらないように保管しておきました。
ネジをはずしたあとはアンテナプレートを開かずに、裏のアンテナ線を切らないように、右に2cmほど右にずらします。するとアンテナ線と留め金が見えてくるので、留め金をはずして(T6ですがTR6で外せます)、アンテナ線を基盤から外します(スナップを外す)。
注意点としては、以下の2点があります。
注1)アンテナ線のコネクタは丸いスナップ形状で留められているので、ケーブルが邪魔でツールの先端が入らない場合は、ケーブルは回転方向にずらすことができます。
注2)ケーブルを外す手順は、
a.金具のネジを外す
b.ケーブルのコネクタのスナップを外す
の順番ですが、
ケーブルをつけるときは逆の手順ではなく
a. 金具のネジを半分くらい締める(スナップの位置をある程度決めるため。ケーブルの位置決めのための移動を可能にするため、しっかりとは締めない)
b.ケーブルのコネクタのスナップの位置を確かめ、オスがメスの上にきたことを確かめてスナップを留める(上から抑える)
c.残りのネジを締める。
となります。iFixitにコメントしておくかなぁ。
固定金具とアンテナケーブルが外れたらアンテナプレートを外すことができ、プレートを外すとクーリングファンが見えてきます。
クーリングファンのネジは、ゴムブッシュがついていて抜け落ちないようになっており、クーリングファンについたまま取り扱うことになっているようです。
なので、ネジを無理に外そうとはせず、基盤からネジが外れ空回りするようになった、ファンにネジがついたままファンを裏返すことになります(ケーブルが裏に付いているのでまだファンを外すことはできません)。
ファンを裏返した状態です。このコネクタはコネクタに近い場所をもって上に引き上げれば取ることができます。
次に、基盤を取り出すために、右手にある電源コネクタとLEDライトへのケーブルを外します。電源コネクタは、一般的なコネクタなので、こねりながら上に引き上げるだけで抜けますが、鬼門はLEDコネクタです。
iFixitのコメントを見ると、コネクタの基板側も含めて抜いてしまったツワモノがいるようですので、その轍を踏まないように慎重にアプローチします。
形状を拡大してみてみると、基板側のコネクタの先端が、ケーブル側のコネクタのメスに食い込むようになっているようですので、ケーブル側のコネクタをテコ原理も使いながら上に引き上げることができれば良いようです。
非常に小さなコネクタですので、基板側のコネクタの下に先端がいかないようにしながら、Essential Toolkitに付属の精密ピンセットで上に引き上げます。
いきなり抜けたのでビビりましたが何とか抜くことができました。ケーブル側の根元をもって若干上下にこねりながら引き上げたほうがいいかもしれません。
次にボティーと基板とを固定しているT10を緩めます。若干硬いのでネジを舐めないように、ドライバーをネジにしっかり押し付けてトルクを上げながら回します。
こちらはいきなり空転することなく、ぬるっと緩めることができましたが、舐めると大変ですので慎重に行きたいところです。
次にiFixitのページにあるように、ファンがついていたネジ部分を両親指で押しながら基板をケースから外します。爪がはずれないので苦労したというコメントがありましたが、均等に押しながらも若干左右に互い違いに力をいれることでボディーから外れてくれた気がします。隙間が見えたらもう少し両指で押して基板をスライドして外します。
ちなみに逆に基板を押し込むときは、基板側についている左右の爪がボディーの端に入らず、基板がはいっていかないので、無理に押し込まず、爪をボディーの中に入れてから基板を押し込むことになります。
あと、基板をボディーに戻す際にLEDケーブルを上に出すのはもちろん、基板を戻したした後でT10ネジで基板をボティーに固定するのを忘れないようにしてください(自分は締め忘れましたww)。
基板を外したあとはメモリカバーの取り外しになります。基板をどこかに置かなくてはいけませんので事前に用意してください(ボディーの上においてはいけませんww)。静電気にも気をつけないといけないので、結局ボディーの上しかありませんでしたが。
メモリカバーは4本のT5ネジを外したあとは、傾いている斜め上方向に引き上げれば簡単に抜くことができます。
これでメモリにアクセスできました。このあと左右のゴムを左右に広げるだけでメモリがパチンと勝手に外れます。
メモリを外したら、あとは新しいメモリを代わりにはめることになります。
注意点としてはメモリの金具と左右のゴムとが一体になっているので、奥のメモリは問題ありませんが、手前のメモリをいれるときにゴムが邪魔になります。そのときはゴムをどける量を最小限にしてあげないとゴムが金具から取れてしまうので要注意です。そのときはゴムの切り込みの中に金具がしっかり入ったことを確認しましょう。
あとは上の注意点を含めた逆の手順で組み上げていきます。
最後にプラスチックの蓋のMac miniのロゴの下側が、ボディーのコネクタのある側のラインと並行であることを確認して上から押さえて完成です。
無事起動しました。
無事32GBで認識したようです。これで3万円のもとがとれたかな(w)。
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