2016年2月15日月曜日

Tスロット改善その2

プロクソンのTスロットクランプですが、Tナットが如何にも手抜きでムカ(注)ついたので自作してみました。

(注:プロクソンのXYテーブルを見るとTナットではなく、四角ナット+6mmボルトでTを出している感じでした。それにしても四角ナットがすぐ外れるので改造してみました)

まず、たまたま14mmx10mmの端材があったので、11.5mm-14mmのT型に加工し、スロットに入るようにしました。

これ、簡単そうにみえますが両サイド1.25mmを5mmずつ削るのは難しいです。フライス盤があれば一発でしょうが。一方はエンドミルで削り、もう一方は弓のこで削りましたが、形にするには、やはりヤスリでゴリゴリしないとダメでした。

これを17.5mmの幅で切断します。

そしてこいつの中心に、上から2mm穴貫通、さらに5mm穴を7.5mmほど掘り、M6タップを切ります。さらに裏からは5mmのキリでM2の皿ネジ埋める穴を開けTナットは完成(写真撮ってないし...orz)

つぎにM6ねじの中心に1.6mm穴を開け、M2でタップします。1.6mmのキリは歪むので、センタードリルで予めガイド穴を開けなくては真っ直ぐほれないので、真似るひとは気をつけて下さい。

M2ネジが切れたら、台形にねじ込み、裏からネジ止めします。

で、完成。右がプロクソンのクソナット(注)、左が自作Tナットです。かなり満足な出来、というか高いんだからこれくらいやってほしいなぁ〜(写真では同じに見えるかもしれませんが、プロクソンのはナットが固定出来ないため、使っているうちに上下がバラバラになります)

(注:この2枚重ねは不要なようです。Tスロットの幅に合わせてどちらかを選ぶようです。しかしM6ネジが貫通しているので固定できないことに変わりなし。)


しっかりハマり、メデタシ、メデタシ。


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