2020年11月29日日曜日

Apple ID とiCloudとiCloud写真

久しぶりの投稿です。 
 最近iPhone12PROへの移行のなかで、AppleIDやiCloudの知識が十分にないために、非常に迷うハメになってしまったので記録に残しておきたいと思います。

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1.AppleIDと2要素認証(2ファクタ認証)
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新しい機種でiCloudを使おうとすると、AppleIDでのログインが必要となります。
AppleIDのログインでは、最近セキュリティ強化のために2要素認証(2ファクタ認証)が必要となります。 

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■2要素認証とは
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Apple IDの場合、ログインに必要な物が、ID/PWの他に、所有するデバイスに送付されるコードの入力が必要となる仕組みで、登録されたデバイスを持っていないととログインすることができません。

iPhoneを新しく購入し、iCloud用にAppleIDを登録(ログイン)する際もすでに登録されたデバイスが必要になり、ではその登録されたデバイスが何かが問題になります。

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■登録可能なデバイス
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AppleIDの場合、登録可能なデバイスには、2つの種類のものがあります。1つはiCloudを登録済みのiPhone/iPad/Mac、もう一つが電話番号になります。

通常のApple IDへのログインでは、iCloudにログインしたiPhone等があれば問題ないのですが、新しい機種(iPhone)を買った時は、そのiPhoneは登録されていないため、別の登録されたiPhone(古いiPhone)が必ず必要だと思い込んでいました。

しかし、信頼できる電話番号として自分の電話番号を登録していさえすれば、その電話番号あてに送られくるコードを入力すればログイン可能です(SMSの他、音声も登録できるので、固定電話も登録可能)。

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■自動でコードを送ってくれるわけではない
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そのため、仮に古いiPhoneを消去してしまっても、電話番号に送られるコードで認証すればいいのですが、電話番号へは自動でコードを送ってくれる話ではなく、そこでハマってしまいます。
ID/PWを入力した後で、2ファクタ認証コードの入力画面が表示されますが、そのままではコードが届きません。「電話番号でコードを送付する」というメニューがあればいいのですが、そんなメニューはありません。
電話番号でコードを取得するには「確認コードを受信していませんか?」というリンクをクリックし、登録した電話番号を指定してあげる必要があります。

おそらく登録デバイスがない場合のリセットなども含むので、こういうメニューになっているのでしょうが、電話番号がコード送付対象であることを連想させないためハマることになるのかと思います。もう少しメニュー体系を考慮してもらいたいものです。

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2. 「探す」アプリとiCloud(AppleID)
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古いiPhoneを譲渡する場合、下手に消去してしまうと、譲渡先でコードを入れないとiPhoneが使えなくなる現象が起こります。

iPhoneの盗難対策としてはいいのですが、譲渡したにもかかわらず使えなくなってしまいます。

古いiPhoneからのiCloudからのサインアウト、リセット時のiPhoneを探すからの登録削除が必ず必要となるので、Apple指定の手順での対応が必要になるので要注意です。

Apple指定の手順

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3. 複数のAppleIDを持っている場合(開発者アカウント等)
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iCloudにログインしているiPhone/iPad/Macでは、一般に共通のAppleIDでログインして情報共有するため、基本1つのAppleIDしか使いませんが、他の人の AppleIDを管理しなくてはいけなかったり、開発用アカウントの統合がまだの場合(履歴は残りませんが統合できるようになっています)、複数のApple IDを扱う必要があります。

しかしiPhone/iPad/Macでは、通常使うAppleIDしかコードを受けられないため、その他にAppleIDについては、信頼できる電話番号として自分の電話番号を必ず登録しておく必要があります。ただ、信頼できる電話番号は、初期登録の際に登録していないと、その他のデバイスでしかログインできなくなってしまうため、信頼できる電話番号に自分がコードを受けられる電話番号が登録されているかを確認する必要があります。


ということで、AppleIDの登録のポイントとしては「信頼できる電話番号」を必ず登録して、電話番号を使う場合は、「確認コードを受信していませんか?」をクリックするという点を知っていないとハマる、というところとなります。


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4. iCloud写真なのかマイフォトストリームなのか
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最近iPhoneを使い始めた人は迷わずiCloud写真を使っているのかもしれませんが、200GBを超えた途端に、1月1300円もとられてしまうので躊躇している人も多いのではないかと思います。

また、昔から使っている人は、Macで写真を管理するために、マイフォトストリームを使っている場合もあるかと思います。

自分もiCloud写真の利用は控えていたのですが、最近iCloud写真に乗り換えまることにしました。結局は最新のiCloud写真を使うことが最適かと思います。

iCloud写真を使うメリットとしては次のものになります。

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■デバイス間で写真/動画が共通化できる
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マイフォトストリームでは、iPhoneからMacに写真を転送する形となるため、マスターがMacになり、iPhoneはその一部でしかなくなります。

一方、iCloud写真では、iPhone/iPad/Mac/AppleTVといったAppleデバイス全てで同じ写真/動画を見ることができ、デバイスを意識せず写真/動画を管理することができるようになります。

また、最も大きなメリットとしては、動画も扱えることです。iCloud写真という名前で混乱しましたが、マイフォトストリームでは写真しか転送されませんでしたが、iCloud写真へは動画も転送されます。

動画を意識せず共有できるというのはかなりのメリットになります。

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■デバイスのストレージ(購入価格)が節約できる
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iCloud写真を使うと200GBを超えてしまうと月1300円も払うことになりますが、これは2TB近くのストレージを外部に持っていくことができるということを意味します。

iCloud写真の設定で、デバイスの容量を最適化する設定にしさえすれば、写真.動画を全てデバイスに格納する必要はなくなるため、比較的少ないストレージのものを買えばいいということになります。

例えば、iPhoneの256GBと512GBでは数万円の価格差がありますが、ストレージ容量で悩む必要はなくなり、少ない方のストレージの方を購入すれば良くなります。

さらにおそらく写真のライブラリがバックアップの対象ではなくなるため、バックアップの容量を減らすことができます(iCloud写真の容量が多ければあまり意味はなくなりますが)。


ここを理解できておらず、512GBのiPhoneを購入してしまいましたが、256GBにすればよかったと後悔しています。

一方でMacについては、写真・動画でストレージが一杯になってくると、iCloudに元画像は転送されるものの、ストレージの空き容量は15GB-20GB程度になります。
そのため、「書類」フォルダに格納すればiCloudへ出すことはできますが、Macから写真を書き込んだり(例えばGoProのデータ)、写真アプリ意外の動画ファイルなど、扱えるファイルの容量が15GB程度になってしまいます。

ただ、外部ストレージを使えばその制限もなくなりますので、外部ストレージの接続や、フォルダの使い分けを苦にしない場合はそう多くのストレージは必要ないかと思います。

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■リンクで大容量の写真・動画を送付することができる
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iCloud写真は、Appleユーザでないと写真・動画の共有ができない(共有アルバム)かと思っていましたが、写真アプリの共有ボタンを押した下の方に出てくる「iCloudリンクをコピー」という機能を使えば、期間限定ではあるものの、iPhone/Androidなどにかかわらず、大容量の写真を送ることができます。

今まで大容量の動画の共有のためには、YouTubeやGoogleフォトが必要と思い込んでいましたが、「iCloudリンクをコピー」機能で共有可能となりますので、そのためにもiCloud写真の利用は不可欠かと思います。


ただしデメリットとしては、モバイル通信を大量に消費してしまうところがあります。これを回避するためには、設定ーモバイル通信から、写真でのモバイル通信の利用を制限してあげる必要があります。


ということで、全体的にiCloud写真は不可欠という感じです。まだ使っていない方は、利用を検討された方が良いのではないでしょうか。


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