なぜ今年は厳冬か
1月に入り、心底冷えてまいりました。最近は石油ファンヒータとエアコンとガスファンヒータの3つを同時につかって暖めて来たけれども、それでも寒い。
その原因はというと、北極海の氷が解けるため北極海近辺が高気圧となり、寒気が北半球に広範に押し広げられている、ということらしい。米国の寒波もそれが原因らしい。
今も寒いけれども、2月にかけて米国のようにさらに冷え込む可能性も捨てきれない。それでもって燃料は高騰。暖房に頼るだけでなく、もっと別の方法を考えなくてはいけない。
窓を断熱しよう
うちの家はどうも北側の部屋が寒い。台所、トイレ、風呂。玄関。南側の部屋でも寒い原因は、この北側の部屋から寒さが入ってくるためと仮定。
なぜ北側の部屋が寒いかというと、北側なのに窓はガラスが薄かったり、ルーバ方式になっている窓もあり、朝になると温度が外とたいして変わらない、という状況になる。
他のまどはシャッターやカーテンもあるのに、北側の窓には何もなかったりする。これって完全に冬の寒さを考えない設計ミスのような気もするが、まぁそうなってしまっている以上しかたがない。
で、これらの窓を断熱するのには、2重ガラスに置き換えるという手もあるが、もっとも手軽なのが2重に窓を作ること。しかし、市販のものは高くて、標準的でない窓枠のため、対応するメーカの商品を探すのが面倒。ということでなかなか手がでなかったのがこれまでの状況。
2重窓を自作しよう
昨年くらいからプラダン(プラスチックの段ボール)での2重窓というのを考え始めた。しかし、なんどか買おうともおもったが、窓への取り付け方法がピンと来ず、枠に羽目殺す形を考えていて、そのための枠を作る手間や、羽目殺すと窓の使い勝手が悪くなることから作るのを躊躇していた。
ところが昨日、amazonでプラダンの評価の書き込みを見たところ、ガラス戸レール(4mmや6mmのガラスを滑らせるレール)とやらでプラダンの断熱窓をつくったという人が。
これでピンと来た。窓をはめ殺すことなく、しかもプラダンを小さくカットするだけで、引き違い窓をつくることが出来る。片方をスライドすれば、外の窓の開け閉めも可能になる。
プラダンとガラス戸レールを調達
で、近所に出来たばかりのコーナンで、試しにポリカーボネート板(クリア)と、ガラス戸レール(4mm幅)を調達。それがこいつ。
この板180cm程あるため、車に入らない可能性もあったが、助手席を前にもっていき背もたれも前に倒し、助手席の窓からゆがめるように後席右までもっていくと何とか入れることができました。
ガラス戸レール(4mm)は、3というタイプになり、上下で溝の深さが異なり、上の溝は深く、下の溝は細くなります。プラダンをはめるには、上の溝の奥まで入れ込み、そのあと下の溝に入れます。そうするとプラダンが上下双方の溝にはまることになり、スライドできるようになります。そして窓の横幅の1/2強の幅でプラダンを2枚いれることで引き違い窓になるのです。
ガラス戸レールを切る
では作成風景ですが、まずはガラス戸レールを窓枠に合わせてカットして、端をヤスリで整えます。
ガラス戸レールを固定する
そして、プチプル(黒くて厚手の)両面テープで枠に固定します。
下が溝の低いものになります。
プラダンをカットする
そしてプラダンを窓枠の1/2強にカットします。カットの際は、良いマーカがあればいいですが、特になかったため、メンディングテープで切断箇所をマークしまました。直線にしやすく、結構つかえました。
あと、プラダンのカットはハサミです。ハサミだと切りにくい場合もありますが、プラスのフィットカットカーブというハサミがあり、これですと先端まで角度をもたせることができるため、やや気はつかいますが、プラダンを綺麗に切ることができます。
プラダンの高さを調整する
カットしたあとは、窓枠にはめながら高さを調整していきます(安全のため長めに切る場合がが多く、5mm程短くすることが多かったです)。
プラダンをレールにはめる
こんな感じになります。
2重窓完成
2枚ともはめるとこんな感じです。きれいにはまらない場合は、上下左右を入れ替えたり、高さをもっとカットするなどで修正できました。
台所にも取り付けました。
その効果は
劇的です。朝起きるとなんと夏場のような雰囲気。風呂のお湯をためておいたせいもあるかと思いますが、いつもは外に出たような気温のトイレも洗面所も、風呂も、なんとも劇的に朝の温度が変わりました。
プラダンの内と外で10度くらい違うというレポートもありましたが、まさにそんな感じ。早くやっておけばよかったです。
あなたも、プラダンで2重窓をつくってみませんか? 超劇的におススメです。
追伸
その後、壁とプラダンのすき間を埋めるために、アルミジョイナー(5mm)を購入しました。ぴったりとハマり、コストパフォーマンスはさておき有効そうです。
全体的に引き締まった感が出てでよさげです。
番外編
その後、壁とプラダンのすき間を埋めるために、アルミジョイナー(5mm)を購入しました。ぴったりとハマり、コストパフォーマンスはさておき有効そうです。
こんな感じです。
全体的に引き締まった感が出てでよさげです。
番外編
プラダンの高さより高い勝手口については、しかたないのでこれまで窓につけていたカーテンをつけてみました。これでまぁ対策出来たかな、という感じです(出れませんがww)。
とりあえず、この対策に加えプラダンの端材をガラス面にはりつけようと思います。
あとプラダンの場合、ストローのような構造のため、端を切って、端と端をつなぎ合わせ、メンディングテープなどで止めると、かなり上部に接合できます。
プラダンをオーダメードできるところもあるので、それを使うのも手です。
もっとも人が出入りするところはレールでない構造が必要になるので、もう少しベストプラクティスを研究しなくては、という感じですね。
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