Anet ET4 ProやLabists ET4のベット調整の理屈がようやくわかってきました。
手順としては以下のものになっています。
a.設定メニューからホーム手前でZ軸調整で紙が滑る程度に調整してセンサー調整をする
b.手動設定で四角で紙が滑る程度に調整して、中央で手動の+ーで紙が滑る程度にする
c.自動レベル調整をする。
この手順の前提は
・センサー調整は大まかにしかできない
・四角の調整は隙間の調整ではなく水平調整
・センサーによる高さの調整は手動の+ー調整で行う
というものでしょう。これが説明されないので、手順を見てもどう調整していいかわかりませんでした。
この前提で調整をするならば、各手順の意図は
a.設定の手動移動を使って、紙の厚みでセンサー感度をおおよそで合わせる(ここで完璧に合わせることはできない)。
b.手動レベル調整では、まず四角で紙が滑る程度を「同程度」にし、ベッドを水平にする(ここで高さを合わせるものではない)
c.手動レベル調整で「OK」を押すと、調整した高さでヘッドが停止するので紙の厚みになるように手動レベル調整の+ーで高さを決定する(おそらくOKではセンサーを使わず手動ボタンを押した高さで停止する)
d. これでセンサーがただしい隙間で機能するようになったので、自動レベリング調整でベッドの凹凸に合わせて動作するように調整する
ということだろう。
ただ、これでもまだ正確にベッド高を調整できるわけではなく、次の調整が必要
・スカートを描いた結果を見ながら水平・隙間が問題ないかを確認する
・問題がある場合、水平であればベッドの四角のダイヤルで、高さであれば手動の+ーで調整する
ここで疑問なのは、自動レベリングにも違う+ーがあることだ。自動レベリングを選ぶと自動レベリングの+ーを使うのかもしれない。
また、四角の水平調整は、紙の厚みの感覚で合わせるしかなく、実際にスカートを印刷すると水平が取れていないことが多い。そのため、次のような水平調整があるといい。
・プリンタで実際に四角に一定の大きさの数層のオブジェクトを印刷して、その印刷程度から水平を合わせる
しかし印刷したあとで調整印刷分の材料を取るのは手間なので、スカートで調整するというが現実的かもしれない。
やっと正規の手順と意図がつかめたので、なんだかスッキリしました。