2013年4月7日日曜日

DAHON DASH P18 => P20 ドロハン化まとめ(その1:動機ときっかけ編)

DAHON DASH P18の10速化とドロハン化をまとめてみました。

1.動機
 DAHON DASHのペダルをビンディングにしてちょっと遠出したときのこと。
 いや、つかれましたよ。つかれたのは当然として、そのときに辛かったのは、

 「ハンドル」

 腕がつかれてハンドルを持つのが辛い。
 バーエンドバーもないのに、バーの横を持ってみたりして。

 で、バーエンドも購入してみたりしたんですが、どうもしっくりこない。
 これじゃないな、と。


 あとは、手賀沼で思い切りタイムトライアルをしたあとの帰り。
 疲れ切っていたのに向かい風で。
 で重いと思ってギアを軽くすると軽過ぎ。軽いと思ってギアを重くすると重すぎ。

 こんなそんなでフラットバーへの不満と9速への不満が溜まって来たところで、
 とある出来事から10速、ドロハン化へ踏切ました。


2.10速、ドロハン化に踏み切るきっかけ

(1)10速化の障害

 10速にしようと思ったとき、そこにあった障害はシフターでした。

 カセットホイールのため、10速スプロケットにするのは単に10速スプロケットを買えば
 いいだけ。3千円から5千円といったところでしょうか。

 しかし問題はシフターです。ロードタイプの10速フラットシフターです。
 高い高い。9000円以上します(TIAGRA SL-4603)。

 MTB用なら6000円前後からありますが、FDを引く前のシフターに互換性がありません。

 もちろんいまの前シフターを流用して、左右違うものにすれば安くすむのでしょうが、
 それもイマイチですし、さらに将来ドロハン化してしまえば、そのシフターは無駄に
 なってしまいます。

 ということで、10速化するならばドロハン化とセットと考えていました。

(2)ドロハン化の障害
 ドロハンにする際に障害となるのはやはりシフターでした。

 シフターはSTI(レバーがシフターになる)がもはや一般的で、2万円前後します。
 これはドロハン化する上でいたしかたないところ。
 しかし、問題はシフターと対になるブレーキレバーにありました。

 ドロハン用のSTIレバーは、ロード(キャリパーもしくはカンチブレーキ)用。
 しかし、DASH P18は、Vブレーキで、互換性がありません。引き量がちがうのです。

 で、皆さんどうしているかというと、
  ① DASHの荷物用のダボ穴にキャリパーブレーキを取り付ける。
  ② トラベルエージェント(引き量調整のアダプター)を取り付ける。
  ③ カンチブレーキを取り付ける。
 といった対応をしていました。

  まず、①は、ダボ穴の強度に疑問がある上に位置関係が正しくない可能性も。
 ブログなどで詳しく触れてくれていればいいのですが、取り付けたよ!という
 ぐらいの記述(前後のキャリパーを入れ替える程度の話はありました)で、
 本当に踏み込んでいいのか、やや疑問なところがありました。
 (人によっては工作機械で部品を作っていたりします)

  次に②のトラベルエージェントは、引き量調整の部分でのエネルギーのロスが
 多いようで、使い勝手が悪そうなので敬遠していました。

  ③のカンチブレーキについては、購入直前までいきましたが、後輪に至る角度が
それように設計されておらず、またカンチブレーキそのものの性能に今ひとつ疑問
 な点があり敬遠していました。


(3)障害を乗り越えた優れパーツ
  以上から10速・ドロハン化をためらっていたのですが、こいつの登場で状況が一変しました。

  retroshift CXV です。



    なにが凄いか?

 一番大きなのはドロハン用ブレーキであるにも関わらずVブレーキに対応していること。
 これは助かりました。これでブレーキの障害は一気に解消です。
 
 次に、STIレバーより安価であるにも関わらず、ドロハンレバーに手を置いたまま
 シフティングができること。

 さらに、これがもっとも凄いのですが、STIレバーより優れている点があること。
 それは何か?

 「ローギアからトップギアまでいっきにシフティングが出来る」

 です。

  そう、STIレバーは1段づつしか変速はできません(なかには電動シフターで
 ”長押し”すればできるものもありますが、それではシフトまで時間が必要です)。

  その他に泥などの影響をうけづらいだとかメリットはいろいろあるのですが、
  特徴はこれにつきます。特に街乗りなんかでは、信号前の停車で低いギアに
 いっきに行けるのは大きなメリットです。

  しかもそれを実現したのは、旧来からあるレバー式のシフターをブレーキ
 レバーの上に付ける、という極めて簡単な仕組みで実現していることです。
 このような簡単なアイディアが、複雑なSITレバーを凌駕している、というのは
 なんとも凄いではないですか。


Quickshift from Retroshift on Vimeo.

 と話はながくなってしまいましたが、これでドロハン化に踏み切ることにしました。

 ただし、そこで新たな悩みが・・いい悩みなのですが、それは次回にということで。

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